赤 い 悪 魔

第二次世界大戦当時、赤い悪魔とよばれていた兵器があった....
 それはイタリアの手榴弾である。イタリアの手榴弾は主な型で3種類あり、全て赤いエナメル塗装で塗られていた。
 ああ!そのため「赤い悪魔」という呼称でよばれていたのかぁと思いがちだが真の理由は別の所にある。この「赤い悪魔」たち(OTO35型、ブレダ35型、S.R.C.M35型)はそろいもそろって作動が不確実で敵に投げても爆発しないことがしばしばあったばかりか、この不発の手榴弾が気まぐれに爆発するので戦場でこの不発弾は敵味方共に恐れられたという....(おいおい)これが「赤い悪魔」とよばれた真の理由である。実際戦場写真などでもイタリアの兵士が自国製手榴弾ではなくドイツ製手榴弾などを使っているシーンを確認することが出来る。
※参考文献 月刊コンバットマガジン1984年6月号

TOP (右図)これはOTO35型の断面図、プル・タブを引くとセフティプレートが抜け、弾頭内の撃針に接触可能となる。投げれば弾着のショックで爆発する仕組みになっている。
 ということは簡単に説明すると『よく駄菓子屋とか懐かしのおもちゃ屋などでうっている投げると爆発するロケット』と原理は同じなのではないのだろうか?イタリアファンの方、詳しい情報をお寄せ下さい。



こういうのありましたよね?