ソビエトなどの国ではジャックブーツを履く時に靴下を履かずに「ポルチャンキ」と呼ばれる木綿の布を巻いて靴下代わりにしている。
 これは別に靴下を作れないのではなく「こういう種類の下着」なのである。
 余談だが、北朝鮮のの空軍がこのポルチャンキを使用していたということで「あの国には靴下もないので布を巻いている」というような報道をみたことがあるが、それはふんどしをはいている旧日本軍の兵士を指して「あの国にはパンツを縫う技術がない」というようなものだと思う。
※この年代でまだポルチャンキを使用しているとかポルチャンキは空軍用のブーツに向いているのかどうか?なんて報道ならまた別だと思うけどねー

 さて、今回このポルチャンキのレプリカを手に入れる機会があり、巻き方なんかも教えてもらったのでこのポルチャンキを巻いてゲームをしてみた。
 ポルチャンキの巻き方はものすごく簡単だ!

 まず、布を足の下に引いて

 つま先を包み込む

 そしたらぐるぐる……

 ぐるぐる……

 ぐるぐる巻いて

 布の最後をねじ込んで

 これで完成!

 あとはほどけないようにしながらジャックブーツをはくだけだ!

 こんなに簡単なものだが、意外と履き心地はイイ!一度はいてしまえばブーツが押さえ込んでくれるのでポルチャンキがほどけるようなことはない。
 靴下というのはどうしても蒸れがちになるものだが、木綿の肌触りと通気性のよさが意外と心地よい!
 おまけに適度にブーツの中がいっぱいになるのでブーツのホールド感もアップ!走りやすさなんか靴下よりよくなったような気がします。

 おおおお!もうソ連のジャックブーツを履くときはポルチャンキで決まりだぜ!