実物ドイツ海軍将校用コートと
西ドイツポリスジャケット改
コート達との比較


 はいっ!ついに買ってしまいました。実物の「ドイツ海軍コート」。春のイベントで見つけて悩みに悩んだ末に購入してしまいました。ひゃー!やっぱさすがに感激ー!でもサイズがめちゃめちゃぴったりサイズで正直きついー!
 で、まぁそうなると代用品大好きな私にとって気になってくるのが「代用品とどれくらい違うのよ?」って疑問であります。
 この上のUボートコンテンツをごらんの方はご存じな通り、現在我が家にはすでに代用品として西ドイツ警察のコートがすでに2着あります。今回はこの2種のコートと比べてみて実物と代用品の違いを探ってみようという企画であります。いったいこいつらってどこが違うの?その謎を探りますー。

 こいつが我が家のコート達であります。左から実物、西ドイツ製の初期のタイプ、西ドイツ製の後期のタイプとなっております。
 2002年現在、真ん中の灰色のコートは非常に手に入りづらくなってきており、また右の後期のタイプもあまり市場に出てはおりません。現在でまわっているのは黒で襟がこのタイプでない物が多くなっておりますのでご注意ください。
 まずは実物。警察用コートとの一番の違いが警察用コートはライナーがついており、気温によってライナーの着脱が可能になっていますがこちらは内張りははずせません。警察用と違って内張りが黒の毛布生地なのも特徴です。全体的な印象としてはポケットから下の長さが長く、警察用のコートはここが短いため全体的な印象を変えてしまっています。
 また、警察用のコートは肩の部分に階級章を取り付けられるようになっているのですが、実物にはついていませんでした。この革コートにおいては「階級章はつけない」のが正しいようです。実はオイラもこれを買うまで確証がもてなかったんだがな....
 ただし、これにはまだ罠がありまして、戦時中の写真には階級章がつけてある写真も存在するのです。つけられるタイプもあったのか?それとも強引につけていたのか?この辺は判断が難しいところです。まぁ、今回はなかったって事くらいにとらえて今後の課題とします。
 実物コートにしかないもう一つの特徴がこの胸についたポケットであります。寒いときにここに手を入れて「おひゃー!あったけー!」と暖をとるためのポケットと思われます。使ってみた感じでもそれ以外に利用方法ないしね。
 ポケットのふたにはボタンがありません。代用品として警察用コートを使用するときはここのボタンはとめないで着るほうが「雰囲気」と思われます。
 まずは後期型のコート。西ドイツのコートは後期になればなるほど黒が強くなってくるのが特徴で、このコートはひいき目に見れば「まぁ黒だけどよくよくみると濃い灰色」です。
 また、第一ボタン(かくしボタン)から第二ボタンまでの位置がやや長めなためデザイン的にも「普通のコート」な印象を受けます。しかし、実物と比べてみるとポケット、ボタン位置関係は以外と近く、縦に入っているスリットもサイドポケットを思わせます。これであと丈が7cmくらい長くて色が薄い灰色だったらなぁと考えてしまいます。染める方法ってないものかなぁ?
  購入時は金色のボタンが付いていたのですが、あまりにも「警察コート的」な印象が強すぎるため「とりあえず」ドイツ陸軍のボタンを付けちゃってごまかしています。本当はは錨のマークの約25mmの灰色のボタンが付くのですが(写真参照)この大きさのボタンが探せなかったため「とりあえずドイツ軍」という強引な手法で逃げてしまっています。
 でも、今回実物が手に入ったことで大きさとか雰囲気がわかったんでまた探してみたいですね〜。型取りして複製を作ってみるのもいいかもなぁ....
 さて、お次は前期のタイプのコートです。比べてみると以外なのがボタン位置がかなり上な点、ポケットが斜めに取り付けられている点など以外と「実物とは違う」ということに気づきます。全体的にも細身に仕上がっている実物に比べて「横に太い」がっしりしたつくりになっており、細部は以外と違うんだなという印象がありました。
 それでも全体的な印象はこちらのほうが「雰囲気」度が高く、革の感じや色ってやっぱ大事なんだなーと思わせられます。
 ボタン的には上のボタンを4つとめるのが正しいのですが、雰囲気的にはこの写真のようにボタンを3つだけとめてきたほうがよいでしょう。

 そんな訳で実物を手に入れてしまっても「よろしい感じの代用品」を求めておいらの旅は続きます。ボタンなど実物を見ながら変えていきたいパーツも出てきましたのでまたよい感じのパーツができましたら追いかけていきたいかなーと思いますのでよろしくー!