ファミレスの傭兵

 先に解説してどうする?っていうところもあるのですが、この辺わかんないとマンガ自体が全然わかんないので一応予備知識としての解説からスタートです。
 「パイナップルアーミー(原作 工藤 かずや/画 浦沢 直樹、1986−1988、単行本は全8巻、文庫本もでています)」という「元傭兵の護身術の民間インストラクター、ジェド・豪士が様々な依頼に応え活躍する」マンガがありました。
 このマンガ、あり合わせのものから武器を作ったり、ミリタリーや武器のうんちくといったちょっと専門的なネタがあって、みりさばな我々が当時はまるには十分すぎる内容で、いろいろと読みふけってはマンガのネタで遊んだ物です...たとえば当時でていたグンゼの手榴弾の信管部分に三日月のマークを入れたりとか(詳しく読んでないとわかりませんが)...
 で、単行本の3巻だったかな?になかなか渋い話がありまして、そのなかで豪士が酒場で偶然知り合ったオヤジを「元傭兵だ!」と見抜くシーンがあります。
 オヤジは首にかなり大きい傷があり、豪士は「首にこんな傷があるなんて修羅場をくぐってきた傭兵に違いない!」と一目で見抜いてしまうのです。で、当時このマンガを読んでいたわれわれは馬鹿者揃いですから、サバイバルゲームで首にBB弾が当たってしまって跡がついちゃったり、フェイスガードの隙間からはいった蚊に首を刺されてかき壊したあとを指さしては「こんなところに傷があるなんて傭兵に違いない」なんてギャグをとばしていました(頭悪いですね...)。
 と、今回はそんな馬鹿者なわれわれの青春の一ページを切り取ったマンガなわけで、ちょっとパイナップルアーミーを知らない方は置いてけぼりにしてしまってごめんなさい。
 しかし、新作なのにネタふるいなぁ....

★それでは読んでみる
★わかんないから読みません