金曜日はカレーの日
海軍カレーの謎




 海軍では「金曜日はカレーの日」なのである。なんでカレーなのかというと曜日感覚のなくなりやすい海上での生活に曜日感覚を出そうと毎週金曜日のメニューは必ずカレーなのだそうだ。
 ちなみにこの箱は戦艦三笠公園のある横須賀名物の「よこすか海軍カレー」だ。
 でも何でカレーなのかというと明治期にイギリス海軍を手本としていて戦艦なんかもイギリスから買っていた日本は当時イギリスでも軍隊食として食されていたカレーを日本の海軍でも取り入れたというわけだ。
 さらに、このカレーにはもう一つの料理が合体している。それは「クリームシチュー」なのである。長い航海では牛乳は腐ってしまう。そこで牛乳の代わりにカレー粉を入れて、「やっぱ日本人はご飯でしょ!」ってことでパンで食されていたカレーをご飯ベースでアレンジしたのが日本のカレーなのである。だから日本のカレーはインドの物と違っていろいろと入っているし、途中までシチューと作り方がいっしょなのである。
 このノリで強烈にアレンジされた料理がもう一つある。それは「肉じゃが」だ!
 肉じゃがはナニがベースになっているのかというと「ビーフシチュー」!え?「全然違う料理だろ!」って?いやいやそんなことはありません。牛肉にジャガイモにソースは「やっぱ日本人はしょうゆでしょ!」ってことで味付けにいきなりしょうゆを投入したためにぜんぜん別物になってしまっちゃってますけど一応ビーフシチューがベースです。
 この2大アレンジメニューを考案したのはあの「トーゴーターン」でおなじみの連合艦隊司令長官東郷平八郎海軍大将。さすが奇抜なアレンジです!

※参考:よこすか海軍カレー外箱。「クイズ赤っ恥青っ恥」