第8話
(怒りの鉾先)
最近学生の出席率がとっても悪いので長ちゃんはちょっとおかんむりです。なにやらぶつぶつ一人で怒っています。そこへ外線がかかってきました。事務所は誰もいないようです。仕方なく長ちゃんが電話をとりました。
長 「はい。○○○アンド○○○○カレッジでございます。」
? 「あの、Yですけど。。。今日お休みしたいんですが。。。」
長 「あ、Yくん?もう〜1時間目の授業どうしたの?
最近休んでばっかしで、ただでさえ遅れてるのにぃ。」
? 「???あのYですけど。仕事の都合で今日はお休みしたいんですが。。。」
長 「仕事ぉ?あぁバイトね。どうしてバイトの都合で授業を休むわけ?
もう〜困るなぁ。ちゃんと出てきてくれないと。それともなに?
私の授業になにか不満でもあるわけ?」
? 「???いえ、そ、そんなことは。。。」
それから延々15分くらい長ちゃんのお説教が続きました。
長 「わかった?ちゃんと今から来なさいよ!!」
? 「あ。。。あの。△△△モータースのYですけど。。。」
長 「。。。。え?」
? 「え?。。。。って。。。」
長 「さあぁぁぁ〜(長ちゃんの顔に100本くらい線がはいった音)
あ、あの、あの一般の方ですか?」
? 「はぁ。。。そうです。」
長 「し、し、失礼しましたっ。」
長ちゃんの学校では、専門学校のほかに、一般の人に教えるオープンスクールもやっています。Yさんはそこの生徒さんでした。後日そのYさんにお会いした長ちゃんは丁重に謝りました。
長 「その節は本当に申し訳ありませんでした。」
Y 「いえいえ(笑)久しぶりに先生に怒られてる気分でした。ははははは(^_^;)」
長 「・・・・・・・・・・」