第5話
(豚キムチの恐怖)
長ちゃんの学校はビルの8階と9階にあります。他のフロアにはテナントがはいっています。キッチンは8階に、職員室は9階にあります。最近すっかり寒くなったので長ちゃんはコンビニでカップラーメンやカップうどんを買って食べたりします。その日も長ちゃんはお昼ごはんにカップラーメンを食べようとキッチンで支度をしていました。カップラーメンにお湯を入れてちょっとまぜまぜして出来上がり。ちょうどエレベータが8階で止まっていたので乗り込みました。するとどうしたことでしょう。エレベータは下に降りていきます。
長 「え?どうしてぇぇぇぇ???」
でも長ちゃんにはどうすることもできません。左手にカップラーメン(しかも豚キムチラーメン)右手に使いかけの割り箸を持ったまま、人々の冷たい視線と好奇の視線をあびながら1階まで降りて、また9階まで上がって行ったのでした。
長 「・・・・・・・・・・・」