番外5
もうちょっとで書き終わるコーナー、「PD花嫁。」のあと、PDライブ観戦記にしようかと思いきや・・・取って代わって、次の題材をお送りします。(時期は未定) 題名(仮)は「PD妊婦日記」になる予定です。(予定ね、予定・・・今書き始める時間はないかもしれない・・・・・) そう、わたくし子どもが出来ました。ただ4ヶ月になったところです。ここ1ヶ月くらいものすごく大変でした(今も大変)。初日の様子を書きましょう それは誕生日の前日のことじゃった(日本昔話・・・)。 いつもの心療内科に行くために家を出ました。・・・が、ちょっと生理が遅れていたので、一応。。。くらいの気持ちで判定薬を買っていきました。 いつも遅れたりすることは日常茶飯事なので、お買い得だから(!)ということで2本いり(笑)。そのまま医者へ。 ただもし妊娠している場合は薬の事があるので、一応調べておくか、と調べましたら。あらあら陽性反応が。今までと違ってこの日に限って「ジーと見ることなく放っておいた」のですが、そういうときに限って陽性(いや、そういうわけでもないんだろうけどね・・・)。こういうときは女性の不思議を感じますよ、ちょっといつもと気分的に違ったんですよね、うまくいえないけど。事実ちょっと遅れ気味の頃から珍しくいつも飲んでいる薬をやめていました。なんでだろうねえ。カンかねえ??? 普通なら喜ぶ・・・のでしょう。しかしわたしは病気の身、半々でしたねえ。喜びと不安。だから発作起こしそうなくらい心臓ドキドキ。 で、診察です。いつもの診察でも子どもが出来たときの話というのはしていたので、どうするかという対応は大体決まっていたのですが、病院を紹介してもらわないといけない+薬を飲むか飲まないかに係ってくることであるので、呼ばれてすぐ 先生:「調子はどう?」 私:「調子はいいんですが、あの〜妊娠したらしいんですが」 先生:「調べたの?」 私:「はい」 先生:「じゃあ間違いないでしょう、今の判定薬は確かだから」 ・・・そうなのか。 ということで先生の親せきの産婦人科を紹介してもらい、薬はその先生にも聞いてみて、とのことでした。(もともと調べてくれていて、妊娠しても大丈夫だよ、とは言われていた) 診察が終わってすぐにくまさんにメールを打ち、実家に電話して産婦人科に連れて行ってもらうことにしました。最近は良くなったとは言っても、薬なしでは一人じゃ出られない。 くまさんから電話もきましたが、実感がわかない様子。私もです。しかし「パパになるのか?!」とは言っていました。・・・パパって言う柄じゃないんだけど・・・。親はもちろん喜んでいる様子、しかしまったくもって実感はわきませんな。 ・・・で午後一で産婦人科に行きまして、診察でまず初めにやったことは「体重測定」・・・なぜ? ってか、服着たままなんですが・・・。 そのあと内診室へ。検査などのあとエコー(超音波検査)。 「ああ、妊娠してますね」 「これ、黒く写ってるのがそうですね〜」と画面の豆粒を指す先生。 「ええ!写るんですか?!すごい・・・」感心仕切りです。「医学はすごいや。。。」でもなんだか分からん・・・(笑) 外に出て、イスにかけると「妊娠5週ですね。おめでとうございます・・・予定日は9週頃の大きさを見て決めますので、今日は確定はしません。」とのこと。 心の声:尿検査はしないのか・・・(古いのか?)十月十日とかじゃないのか(笑) 「じゃあこれ」とエコーの写真をもらった(くれるのか!) おおー・・・・・・・・豆。^^; というわけでどとうの初診が終わりました。この時点では予定日は未定でした。 この後のことは追々、PD妊婦日記(仮)に書くことにして・・・。 ・・・で、これが誕生日の前日でしょ?おかげで20代最後の誕生日を祝うどころじゃなかったわい。何を食べたかすら覚えてない。 さて、ひとつふたつ、書く事があります。 私は自分は不妊治療なしで妊娠できるとは、あまり思っていなかったのです。過去に無月経になって注射を受けたり、薬の影響で無月経になったり、ホルモンバランスが崩れていたり、パニック障害になってからは薬を欠かした事が無かったですし・・・。そういうことが不妊というものに直結するわけではないのですが、でも普通の人よりはおかしい体だろうと思っていたのです。 だからということではなく、私の哲学ですが、人に「子どもは?」とは聞いた事がありませんし、また結婚してから人に「子どもは?」と聞かれることに対して、ものすごく拒否反応というか、いやだと思っていました。今でもそれは同じです。 実際、身近に子どもがほしくても、出来なくて苦しんでいる人がいます。同時に、「結婚=子ども」と思っている人のなんと多いことか! 私が結婚したときも、無神経にも「子どもでも出来たの?」と聞いてきた知り合いがいました。本人に悪気は対してないのかもしれない、幸いにも私は不妊症ではなかった(今になって言えることだけど)。でもそういうことは安易に言うべきではないんです。まあ、過度に反応しすぎ、と言われればそうなのですが。 いまだにあるそういう風潮がいやだったので、私は初めこそ「子供は?」と聞かれると「その前にお金ためないと」とか「やりたいことあるし」とか当り障りのないことを言ってお茶を濁していましたが、そのうちに「私は病気で薬を飲んでいるし、出来ないかもしれない、それに薬の影響があるかもしれないから、そう簡単に子どもを作るわけには行かない・・・」と本当のことを言うようにしました。 すると、聞いた人は返答に困ってちょっと引くのですが、それが本当の気持ちだし、うそを言ってその場をごまかすのは嫌。不妊症の人が多いこの世の中で、当たり前のように「子どもはまだ?」と聞く人に少し考えてもらいたいし。(わたしごときがおこがましいけど) でもたぶん、自分で本当に不妊症だとわかっていてこういうことを聞かれたら、もっとショックを受けたでしょうし、答える気力も無かったかもしれない。怒ってしまったかもしれない。不明、だったからこそ堂々と言えたのかも知れないね。 実際に不妊症の治療を受けた人間ではないのだけれど、子どもが出来てそりゃあうれしい。人より不安も大きいけどね。病気もちの私だけど、子どもが来てくれたんだから、捨てたもんじゃないのかもね、と。今までのこと(病気でつらかったとき)はチャラだ、と。 パニック障害って言うのは、今の世の中に多い病気で、脳の病気です。 んで、これは私の主観ですが、周囲のいろいろな物が、「本来人間のあるべき姿からかけ離れた、進みすぎた」ために多くなってきたのでは・・・と私は思っています。 で、今回の妊娠。妊娠って言うのは、私に残った最後の「野生」だと思った。だって、子どもを守るために体の毛が濃くなったり、脂肪がついてきたりって、ありえないような事が起こるらしいし(笑) 出産なんてそれこそ、おなかの子どもが「出よう!」ということになって自分で回転して出てくるという・・・こんな野生ってありえないでしょう。 それを体験できるだけでもありがたいと思います。健康に生まれてきてほしい。 ・・・しかしま、ありがたいけど、やっぱりつわりはつらいです(笑) 出産はまだまだ先のこと・・・先は長いぞー。フレーフレー私〜。 |
’03.4月 |
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