詩人の願い
たったひとりで良い 一瞬で良い その、全身全霊を動かす 美しい言葉を届けられたら たったひとりで良い その、一時でも 全身を融かすような あたたかな笑いを届けられたら たったひとりで良い その、人生を決定する瞬間に 立ち会える 確かな言葉を届けられたら いっぱいの人でなくて良い 大きくならなくて良い 広がることはない 野の隅の花の、 輝く光と、 誇りと、強さを 保ち続けられたら それで、良い たった、それだけだけど そのために私はつくる
当出版社の願い
左の言葉は、ある詩人の未発表のノートから発掘された走り書きです。 今日では、小さいけど、大きな夢です。数や広がりでしか価値を測れない事への、ささやかな抗議と受け止められます。当出版社の願いでもあります。
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8/23 分野別索引を整備 8/28 人生処方詩集(診療所開設) 9/12 「詩でなく小説」を追加 9/21 バックナンバー追加 11/28 ムック版を案内を追加