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     ミクロコスモス総合版 今日の言葉「食物は薬である」
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                           2002/5/24
         ミクロコスモス出版
               編集長 森谷

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      今日の言葉     No.161
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    食物は薬である。

    空腹という病を治すための。


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 これは、医食同源とかいう意味ではないのです。

お腹が空くと、頭は痛いし、病気みたいなものです。でも、空腹と言う病は、食べた瞬間に治るのは不思議な位です。

 治ったのにまだ薬を飲み続ける人普通ははいません。でも、どういうわけか、食事という薬だけ、治っているのに余計に摂取するのはどうしてでしょうか。
 
 本当にお腹がすいて、体がこわばって、体がひえてる時、わずかな食べ物で体があたたまっていくのを経験した事ありますか。本当に疲れて、苦しい時、果物が身体にしみてくのを感じた事ありますか。そんな時に感じます。どんな食べ物も確かに薬です。

 いつから、食事が「楽しみ」のひとつになったのでしょう。飽食の時代とか言われて久しいのですが、いつも空腹を抱えた時代の人たち、そして今も、空腹にあえぐ地域の人達・・その人達には、食物が薬として実感されていた事でしょう。忘れてはならない事です。

「昔、人類の先祖はビタミンCをとらなくても、体内合成できた。ある時、優性突然変異がおこり、人類全体がビタミンC欠乏症という病に罹ってしまった。それ以来、人類はサラダなど食べながら、毎日食事療法を続けている。」・・と言う説があります。※

 天国で霞みだけで生きていられた神様が、病気にかかってなったのが人間なのでしょうか。・・・・・じゃ、ちゃんと食べれば、人間も神様にもどれるのかな。

毎日、ありがたく、食事・・でなくて薬をいただく事にいたしましょう。

※ 田中克己  「文明と淘汰」 
  遺伝学から見た人類の未来 p45 木村資生 編 培風館1974



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      きょうは、ここまで。
            ではまた。
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  ミクロコスモスロス出版 メイルマガジン編集部

   編集長  森谷