######################################## メイルマガジン 「ミクロコスモス」 ########################################## 2002/5/18 ミクロコスモス出版 編集長 森谷 CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC 編集長の コンピューターいじり CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC ──────────────── コンピューターの大敵 ──────────────── いやはや悔しい。我が無知と技術力のなさにあきれた。・・・ プリンターの修理を頼まれた。紙が詰まって、吸い込んでいかない。いつも決まった点で、紙にシワが出来て、止まってしまう。回転ゴムの強さを調節したり、ギヤを移動したり、ゴミを吸い出したり色々試した。きっと、微妙な位置ズレが原因だろうと、思いこんでの対応だった。 調節すればするほど色々、別の所がずれてきて、ついにインクヘッドまで動かなくなってしまった。さわれば、さわるほど、プリンターはメチャクチャになっていく。「ダメなら捨ててもいいから。」と言われた物品なので、やけくそになり、最後はペンチでひっぱだいて廃棄物にしてしまった。 しかし、どうしても原因が知りたくて、プリンターを司法解剖する事にした。再生しなくていいなら、分解はごく簡単で、どんどんバラバラになった。 内部をみてみて、目が点」になった。・・・・・ 「画鋲」が一個、紙送り機構の奥の奥にちょこんと鎮座していた。・・・ 見事に針が、機構の穴にかみ合い、どこからも画鋲は見られず、メカニズムの運動そのものは止めずに、ただ紙のみをおし止めていた。 分かっていれば、ピンセットで取り出し、すぐに直るものを。・・・・・ただの便秘なのに、全身開腹手術をして、死にいたらしめたようなものだ。医療ミスだったら、懲役刑ものだが。 悔しいのなんのって、もう 。長年機械をいじって来た小生としては、久しぶりの大ミスだった。 しかし、この画鋲というやつ、コンピューターの大敵なのだ。コンピューターが使われる環境には良く存在する物体である。そして、その形状は、細かい穴に突き刺ささり、精密機械の動きを止める為に出来ているような形をしている。床にまいておけば、多少の人に危害を加える形だし、なんであんな形にしたんだろう。 プリンターだ、コピー機だ、CDデッキだ、印刷機だと、可動部分のある精密機械のある所には、近づけてはならない危険物である。使うなら、外科手術の前後に、体内置き忘れ防止のため、用具の数を点検するごとく、その数をチェックして、一個も行方不明の画鋲を出してはいけない。それほど危険な物体なのだ。 同じく、精密機械近づけてはいけない、危険物品のリストとして、ゼムピン、コーラ ポテトチップスがある。 キーボードが動かないというので、あれこれ調べたら、キーの下からゼムピンがでてきた事がある。それも一個でなく、3つも4つもでてきた事がある。事務所で使われるキーボードの不調なら、まず第一に疑うべきものである。 飲み物をキーボードにこぼす確率はかなり高い。特に夜勤のある職場では頻度は高い。さて、こぼした飲料だが、水および薄いお茶の場合は、大体直る。キーを振り回して。遠心分離法で水をふきとばしておけば、なくとかなる。 しかし、コーラ、ジュース、コーヒーは良くない。砂糖が入っているものはだめだ。砂糖水は水が乾くと、やがて飴になる。可動部分はこれでねばりつく。さらに、塩分があると、電気が流れるので接点がもうだめになる。多分最悪は、みそ汁とかコーンポタージュあたりだろう。そんなもの飲みながらコンピューターやるやつはいないと思うが。 古典的に、いけないとされるのが、ポテトチップス。マシンをあやつる「おたく族」が、箸でつまんで食べたという言い伝えがある程、確かに危険だ。塩分と油のコンビがとってもいけない。ポテトチップスをつまんだ手で、つるつるの金属面を触って、しばらくほっておくとどうなるか。・・・・・・・指紋の形の錆びができている。手術の前ほどでなくていいから、お食事前程度には、手を洗ってからコンピューターをいじろう。 あっ、それから危ないのが、毛むくじゃらのセーターの毛。それから、長く柔らかい女性ま髪の毛。こいつが、ファンに吸い込まれると、もう大変。軸に絡まって、回転を止めて、やがてオーバーヒート、CPUダウンなんて事もある。とにかく、回転する機械ってのは、毛とか紐に弱い。まあとにかく、ファンは時々点検するべし。 埃も良くない。あのぎっしりしたプリント配線を短絡させる。CPUを作る半導体工場などは、日夜、埃と戦っているようなものだ。SF映画で、未来人はどうしてかツルツルのレオタードみたいな服をすっぽりかぶるように着用している。きっと電子回路を守るためだと、自分としては思っている。 画鋲、ゼムピン、ポテトチップス、埃、髪の毛、糸くず、・・・こんなのが案外と電脳文化社会を脅かす、絶大なる敵かも知れない。 よく銀行のオンラインとかトラブルおこして、原因をひた隠しにしてるけど、もしかしたら・・・・・ ============================================== きょうは、ここまで。 ではまた。 ================================================= ミクロコスモスロス出版 メイルマガジン編集部 編集長 森谷 昭一 ================================================= |
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