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 ミクロコスモス総合版2004年8月24日「思いつきは・・」
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             発行 ミクロコスモス出版
            
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   今日の一言 + 考える論理
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  思いつきは人に話すより先に、「もの」に話しかけなさい。

                    「中央線に乗って」より


 思いついたら、まず実行して、それから経過を他人に公表しなさいと言うことでしょうか。よく、いますよね、こんな人。「私は、○○にするぞ〜」とか「」とか、思いついたことをすぐ周囲にあたりかまわず宣言・放送してしまう人。 

 まあ聞く方も、「また、いい加減な事言って、どうせできやしいないさ。実現率2パーセント」と割引いて考えている。まあ、有言実行でなく、有言不実行。

 さて、有言実行、有言不実行・・・と出てくると、全体で4つの組み合わせがある事が分かる。

 有言実行
 無言実行
 有言不実行
 無言不実行

それぞれ人物のイメージを当ててみると面白い。「やるべき事をきちんとやって、黙っている。」というイメージの無言実行が一番好ましい人物で、「何も言わないし、何もしない」無言不実行というのが一番どうしようもない・・・と考えることもできる。

 でも良く考えてみると、それぞれ一長一短で、無言実行なんてのは、「前触れもなく周囲の同意もなく勝手な事を始める迷惑なやつ」となりかねない。

一番迷惑に思える有言不実行も、他人にアイデアを無料で振り撒いていると考えれば、好ましい人物である。

無言不実行も、余計な事をしないで最小限の生き方をしているエコライフと考えれば、悟りの境地の人物とも思える。だいたい、有言実行なんてのは、小言ばかり言って、そしてやることはやっているから文句もつけられない煙たいやつ・・となりかねない。

まあ、どれが良いのだか。あなたは、どのタイプですか。

 さて、有言不実行の人物に、「思いついても、しばらく黙っていなさいよ。」と言っても聞き分ける事はない。どうも、思いつきを「話す・話さない」は、遺伝子の支配下にあるような気がする。

 実行・不実行も行動力という遺伝子に左右されるであろうから、このふたつの遺伝子の優性・劣性を考えると、ほら生物で習った「二遺伝子雑種」という16通りの組み合わせで、9・3・3・1 に分離するのだろうか。メンデルの法則としてエンドウ豆か何かで習ったはずだが。

 さて、何が優性遺伝子で、なにが劣性遺伝子か。・・いや、さらに「発想力の遺伝子」とか、「記憶力の遺伝子」なんてのが関係して来るのではないか・・とか推測が広がるが。ただ、発想が良くて言葉も巧みだけど、それを実行に回すまでの記憶力がないやつなんてもいる。

 なんか面白そうなテーマで、周囲の人物のタイプ別人数を測定したり、家系調査をしてみたくなるが。はて?・・どうだか。

 生物の世界では、「自然淘汰 」とかで、環境に適応しない個体が死滅していくとの理論が幅をきかせている。「無言不実行」なんてのは、淘汰されてしまうのであろか。

まあ、もっとも最近の生物学では、どんな遺伝子の組み合わせをもった個体も、それなりに隠れた形でも保存されていき、それなりの役割を持っているともされて来ている。

 まあ、それなら、どれも一長一短で、みんなそれなりに生きていく事になって目出度い事ではあるが。しかし、有言実行タイプの人物と、無言不実行タイプの人物は一緒にいても、平穏に事が過ぎる気がするが、無言実行タイプと無言不実行のタイプが一緒に仕事をしらた、なにやら大喧嘩が始まり、破局を迎えそうである。遺伝子型による住み分けが必要と言う事だろうか。

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 さて、本日の文章はどうでしたか。これ、「二元二次組み合わせ法」と、「強制価値付け法」と「常識反逆法」で作成された文章です。覚えていますか。「考える論理」の記事。評論の多くは、こんな定型パターンで書かれているものです。

まあ、「読みやすいけど、あまり意味はない文章」が量産できます。まあ少し違う思考パターンをいれて、色づけしてますけど。

 後半の遺伝子が出てくる文章は典型的な「疑似科学」の領域に入るものです。まさか、信じた人いないですよね。だいたい、「遺伝子」と言う言葉が、純粋な生物研究の場以外で、出てきたら怪しいものだと身構えるの正しい態度です。

人間性に関わる問題に、遺伝子なんて持ち出すのは、ほとんどインチキな議論が多いのてす。分かったような気になって、何も現実を解決していないというやつです。ほとんど、風水とか星占い程度の信憑性しかないのです。・・・えっ、「風水は真実である。」って・・・

 そうお思いの方は、是非周囲の人物の統計調査を始めてみてください。

ところで、しつこいようですが、「あなたは、どのタイプ ?」、それから「先祖はどうだった ?」
             A/K + K/K

【編集長の蛇足】

 編集長は、「無言無実行」ですからね。いつも「ぼ〜つ」としている。なにやら、勝手にいきなり始めるのは、天命が勝手に動かしている・・・のです。・・・・
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      今日はここまで ではまた。
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【お知らせ】 すみません。一日遅れの配信になります。

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ミクロコスモス出版  ミクロコスモス編集部
   編集長  森谷 昭一   

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