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ミクロコスモス総合版2004年8月22日「空の青さの終着駅」
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発行 ミクロコスモス出版
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今日の詩 空の青さの終着駅
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空の青さの終着駅
突然、空の青さに出逢う
旅の終着点に来た気がする
空などいたる所にあるのに
私はどこからきたのだろう
どこに歩いていくのだろう
もう、そう思う事すらない
白い雲が動くと
また旅の出発だと気づく
雲はいつでもわき上がっているのに
私はどこからきたのだろう
どこに歩いていくのだろう
でも、その私も消えていく
誰かが言う
どこか遠くに帰るのだと
でも、私はそんな気がしない
ここが良い
この青い空の下が
雲とともに歩いていきたい
ひとりで生きてる木々
ここから旅立つのだ
ここが終着駅なのだ
いつでも、どこでも
どこに帰らずとも良い
人生そのものが旅
ふとしたことに揺られていく
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