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 ミクロコスモス総合版2004年8月19日「不幸を背負う」
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             発行 ミクロコスモス出版
            
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   今日の言葉 「不幸」
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不幸な女] なんだか、私どこ行っても嫌われるの。不幸だわ。

[その友人] 嫌われると思うから嫌われるんじゃないの。好きになりなさいよ。

[不幸な女] でも・・・、やっぱり私、嫌われるの・・

[その友人] あなた、嫌われるの好きなのね。

[不幸な女] ・・・・・・・
               

               ドラマ「中央線に乗って」より

 地獄を背負って歩いている人っていますね。大抵はそれに気づいていない。貧乏神とか○○霊なんて大げさなものでなく、なにかもっと具体的な不幸のもとを背負っている人です。性格と言えるか、それとも運命・・不幸の遺伝子なるものがあるのでは・・と疑似科学的な事まで言いたくなるような、なんとも不幸な人です。他人からは、それがはっきり観察できて、「これが原因だ。」と指させる程はっきりしたものなのにです。

背負っている不幸のリュックが見えている周囲の立場からすると、なんとかリュツクを取り上げたい気持ちもするんですが。でも、とって上げようとすると、ものすごい抵抗をして、やっぱり不幸を背負っている。きっと、本人にとっては、不幸も大切なものなんでしょうか。

 人の不幸の半分は、本人が生きるためにため込んでいるものなのさ。

                 映画「海がきこえる」より

まあ、不幸も人間が生きる糧なのか・・?。 まあ、大なり小なり、人は不幸のリュックを背負っているもの。大抵は自分のリュックに気づかない。どうすりゃ良いのでしょうか。

  「不」のつく言葉は、みんな気にしなくて良いものなのだ。

                  放浪芸人「無量」の言葉から

世界そのものが不幸なんだと、思ってしまえば、簡単です。地球では、皆が重力を受けてるように、この世では不幸を皆が受けているはずなんです。自分は、そんなの受けていないって・・・そう思う人は、特別の不幸の持ち主です。

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      今日はここまで ではまた。
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【編集長より】
 小田原地方は、昨晩はものすごい雷雨で、停電になりました。おかげて、書きかけの原稿が・・・・雷が鳴ったら、電源切って、電話線外して、コンピューター保護しなきゃいけないのに。
またまた、台風が奇妙なコースを辿り、記録更新で、なんだか今年の夏の気象はドラマチック・・
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ミクロコスモス出版  ミクロコスモス編集部
   編集長  森谷 昭一   

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