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 ミクロコスモス総合版5月9日今日の言葉「一番大切な事を学んだのは」
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        発行 ミクロコスモス 編集部


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   今日の言葉 「一番大切な事を学んだのは」
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【その1】

  人生で一番大切な事を学んだのは、どこ?

   「砂場さ。」


           クライン・ヨゼフ

 クライン・ヨゼフは、軽快なドラマを沢山世に出している作家・演出家で す。彼が人生で大切な事を訊かれて答えたのが、この言葉です。

 子供の頃、一人で砂場で、お城をつくったり、山をつくったり。砂と自分が いれば、何もかも出来るという事を学んだのだそうです。

そして、やがて他の子供達がやって来て、それを奪ったり、壊したり・・。あ らゆる人間関係を、そこで学び、やがて彼は、そういう破壊的な人間が、実は 自分も何か作りたいと思っている事を発見します。

やがて、そういう子供を友達にしてゆき、そしてやがて舞台を組織して、創作 していく人間になっていきます。キリスト教的な「愛」を、彼は砂場で学んだ 事になります。

砂場で、いまでも、喧嘩しながら、互いの作品を破壊しながら、子供達は 「愛」を学んでいるのでしょうか。


【その2】

  人生で一番大切な事を学んだのは、どこ?

  「星の下で・・。」


        カール・シュタイン

 物理学者となった彼は、子供の頃、一人で星の見える部屋に寝かされまし た。最初は恐怖ばかりの世界でしたが、やがて彼は、星が動くことや、明るさ が変わる事を発見して行きました。真っ黒で、迫ってくるような星の世界も、 なれるに従って、親しいものとなっていきます。

 そして、ある時、ある確信を得たのです。それは「星の世界も、地上の世界 もちっとも変わらない同じ世界の中にある。」そう言う事だったそうです。当 たり前のようで、子供が発見したとすれば、とてつもない事です。

 そして、西欧の科学史の出来事を一挙に飛び越して、いきなり科学の中心に 迫る事ができたのです。今でも仮説でしかない、星のかなたの世界と、地上の 世界との同一性という観念を、一挙に人に与えてくれた両親に彼は後に感謝し ています。


【その3】

「人生で、一番大切な事って何?」と訊かれたら、3つの答えが返ってきました。

 1 「今を生きるって事・・」

 2 「明日があるって事・・」

 3 「過去を見つめる事・・」

 ええ、それじゃ全部じゃないの。
「今を生きる」って言葉に、や けに感動する時もありますが、「明日があるさ」に感動する事も少なくありま せん。静かに考えると、「過去をみつめる事の大切さ」も身に迫ってき ます。
 要するに、人生は、過去を見て、未来を見て、今を生きる事なんでしょうが ・・・きっと、人は、時に関するバランス感覚を取り戻す 作業を 名言やら諺を利用して行っているのでしょう。


【編集長に、よもぎちゃんがインタビュー】

  よもぎ  「人生で一番大切な事を学んだのは、どこ?」

  編集長  「普通の道端」

  よもぎ  「人生で一番大切な事を学んだのは、いつ?」

  編集長  「覚えていないけど、いつか?」

  よもぎ  「人生で、一番大切な事って何?」

  編集長 「人生に、一番・・なんて事はないって事さ・・」

  よもぎ  「こらあ・・・外さないで・・・」


 人生で一番大切な事って、ないようで案外と誰もが、必ずもっている気がし ます。それを中心にして、生きている事って、あるものです。そうでなけれ ば、これほど人間が、それぞれ違っていて、個性があり、そして理解しあえな い事が説明できません。


【編集長より】

 みなさんに質問します。

  人生で一番大切な事を学んだのは、どこ?

  人生で一番大切な事を学んだのは、何時?

  人生で、一番大切な事って、何?

  みなさんの解答例を募集します。よろしくお願いします。

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    今日はここまで ではまた。
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 ミクロコスモス出版  ミクロコスモス編集部
   編集長  森谷 昭一   

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