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ミクロコスモス総合版2003年1月28日文章を書くために2
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発行 ミクロコスモス編集部
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文章を書くために 2
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執筆者C 夢を言語化してみよう
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夢を文章にしてみてください。次の詩は、筆者のある晩の夢を詩にしたものです。
確かな出来事
流れ星はわずかに降り
なんとか観測も終わったが
月を望遠鏡になんとか入れたら
急に雲が黒くなり
明け方は雪になりそうだ
線路は氷っていき
機関車は雪で逆すべりする
慌て者の駅員がスイッチをやっと切り
なんとか、視界の果てにすべっていった
こんな事が可能なのも
すべて裏時計のせいなのだ
できの良い学問を科学と呼び
できの悪い学問を哲学と呼ぶ
西田幾多郎の哲学を科学にした
その学生達が話していたが
慌て者の駅員の顔なので
これも裏時計のせいなのだろう
雪の中で待つ駅員達
機関車はどこにいったのだろう
膨れた蜜柑が
なんとか僕を迎えてくれた
こんな風に、詩だけが夢をつづる手だてなのです。ここに書いたことは、確かな出来事で、筆者にはありありとした情景のある真実なのですが、読む 人には狂気の沙汰に思えるでしょう。でも、これも言語か力をだしている作られる空間です。
人は大抵は夢を見ているものですが、思い出せないだけです。さらに、思い出 せても、言語化できない場合に殆どです。
でも、夢は本来奇妙なものほど、なにか新しい言葉の結びつきをもたらすもの なので、人類にとって貴重な資源です。
どんな人間でも、脳内には夢があふれていて、どれも切なく美しい文学な のです。だからそれを取り出せれば、文章はいくらでも書けるのです。 それが取り出せないのは、それを抑圧してしまうからです。
詩の規則や文法とかに縛られないで、夢を言語化すれば良いのです。それが詩 であるかどうかは別の事で、とにかく、そういう記録をたくさんもっている事 が大切です。まずは、夢を、そのまま記録してみてください。
完全なる睡眠では、記憶が無くなってしまいますから、半分起きていて半分寝ている ような夢のみかたが、初心者には記録しやすいでしょう。明け方に起きてから朝までの 眠りとか、つかれた時の「ちょい寝」などは、把握しやすい夢をみられるで しょう。
とにかく、現世的な抑圧から解放される事から、文章書きの作業は始まります。そのためには寝床の側 に、ノートと鉛筆を備えておいたら良いでしょう。そして、夢を書いたらとっととコンピュー ターに打ち込んで、校正なんぞ構わないから、ミクロコスモス編集部にでも送ってしまえば、編集長がな んとか、掲載してくれると思います。
【編集長より】
幻想的作家の筆者からの作文論です。内容は???なんですが、形は整って いるので、まあなんとか。
形が整っていれば、内容は問わないのか、切断面の響きの方針ですので、夢で も、狂歌でも、幻想でもに何でもお送りください。
しかし、裏時計って何だ ? でも良い言葉だ。・・・
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今日はここまで ではまた。
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ミクロコスモス出版 ミクロコスモス編集部
編集長 森谷 昭一
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