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　　 　 メイルマガジン　「ミクロコスモス」　　総合版
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　　　　　　　　　　　　　　　　2002/８/24 　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　ミクロコスモス編集部　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　　今日の言葉
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　　　　始まりである白き紙

　　それらは、みな出発点なのだ。始まりである白き紙、建築のための土台であるはずのものを、人はいかに到達点としてしまっている事か。理想は、よりよい現実のための土台なのだ。理想は始まりなのだ。

　平和も自由も平等も、よく考えてみれば、目的でない事がわかります。　平和は、より良い暮らしの土台ですし、自由もより良い人生のための手段です。平等も人々正しくが競うための条件です。
　もちろん平和が踏みにじられ、あらゆる不正と欺瞞と暴力が増大する時代にあって、当たり前の事が理想や目的に思えてしまう悲しさは十分に理解できます。
　しかし、だからこそ、より高いものをいつも心にとどめる事が大切なのです。手段であるものが、理想に祭り上げられるとき、まるで反対の働きをします。平和のための正義の戦い、平等のための圧搾、自由のための怠惰。通過点であるはずの神を目的としてしまう狂信。

　目的と思いこんでいるものすべてを、もう一度考え直してください。

例えば、　神　、悟り、夢、　幸福、　進歩、智慧、愛　、平和・・・

より高きものへの出発点に過ぎない事に気づきます。

　　　高く、高く、すべてをつきぬけて高く、高さも言葉も消えるまで。
　
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　　きょうは、ここまで。　　　　　　 　　　
　　　　　　　ではまた。
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【お知らせ】

最近は筆者の略号も掲載していないのですが、今日の筆者は新たに加わっていただいた一人です。

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　　　　　　　　　　メイルマガジン編集部
　　　　　　　　　　編集長　　森谷　昭一　
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