青年劇場 小劇場公演#12 (2001早春公演)
作:アントン・チェーホフ 演出:セルゲイ・カルキン |
21世紀の幕開けは、チェーホフの「かもめ」をロシアの演出家セルゲイ・カルギン氏を迎えての上演です。大女優の母親、作家として成功しているトリゴーリンに嫉妬している、その息子トレープレフ、その恋人ニーナ・・・様々な登場人物の思いや人生を哀しく描いた作品です。
「わたしは・・・かもめよ。いいえ、そうじゃないわ・・・。おぼえていらっしやる、あなたがかもめを撃ちおとしたのを?たまたまやってきた男が、娘を見て、退屈まぎれに破滅させてしまう・・・。ほんの短編のテーマ・・・」
カルギン氏はこの作品に「なぜ人は愛し合いつつ同時に殺し合うのか、なぜ我々は文化を愛しながら地球を破壊するのか」と言うテーマを問いかけています。青年劇場が初めて取り組むチェーホフ作品をぜひ観にいらしてください。
(文責・大嶋)
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