2021年12月上旬

真鶴半島 新規開拓の磯

 今回は定番の場所ではなく過去に一度も入磯したことのない西岸の地磯に行くこととした。天候はニワカ雨もあるが概ね快晴に近い予報。風は5m~10m、波高1~1.5mの気象解析の予測。サーフィン関連の波情報でも今回のウネリは期待できない。との良好な天気予報ばかり。「だったのだが」。途中の国道135号線から見た海も穏やかで大いに期待できる条件。のはずが。開始早々にいきなりの天候急変。南西風強風。波高2m以上で時化状態。気象庁の予測図で高層5700m付近の風が爆風で富士山頂が風速30m以上になりそうなのは知ってはいた。それが海面レベルでこれぼど荒れるとは予想していなかった。

 気持ちよく釣れるだろうなと、最初はなんの疑いもなく余裕をもって開始。早々に「ぎりぎり持ち帰りサイズ」のメジナが連発。これは幸先が良いぞ。と思ったのもつかの間、風が徐々に強くなり。これは釣り難いなと思っていたらあっという間に波も高くなり。さらに波は磯場に這い上がるようになってきた。潮が引いても釣りにならなくなり、10:30頃には「宴会しようか」モードに突入。いつものアラ出汁のメジナ鍋となった。食事後に念のために周辺の磯を見て回るが。入れそうな場所は無い。西風なので東側は良いだろうなと思っていたが。真鶴東岸の二番磯から逃げてきた人までいて、全磯が時化状態で釣り困難な状況にあるらしい。

 それでも竿をだせそうなタイミングを見計らい。なんとか釣行継続。先輩が立て続けに竿をしならせるが、バリの連発。仲間に30cmオーバーのブダイまで来て「なんか違うぞ」状態に。今回は水温が18℃台と冬シーズンとしては少し高め。まだ水中は「シーズンに入っておらず」といった状況にあるらしい。結局夕マズメに仲間が例によって「しっかりと」お土産の魚を釣り上げたのには驚いた。真鶴で釣ったのは初めてではないかと思われる。なんと「クロダイ」。ああやっぱりまだ「メジナの冬シーズン」には完全に突入していない状態にあるらしい。

クロダイ34Cm、ブダイ32Cm、メジナ10~20Cm、大型アイゴ3枚、フグ、ベラ、イスズミ他


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