2018年4月上旬

危険な真鶴亀ヶ崎

 亀ヶ崎は何度も通いポイントを知り尽くしている地磯だが、先月に偵察した時、 あまりの荒れようで別の場所に来たようだった。 昨年の台風で入磯ルートの土が流れ、周辺の木が立ち枯れ、 倒木が立ちはだかる状態になってしまった。 元々2箇所にフィックスロープがあった場所ではあるが、 下降ルートすべてにロープがないと非常に危険な状態になっている。 今回はクライミング用のロープを念のために持参。 装備も減らして試し釣りのつもりで慎重に入磯した。

 松林を抜けると突然傾斜が急になりほぼ垂直の崖下りとなる。 場所によっては木の根をつかみながらほとんど木登り状態。 土が流されて道がえぐられ、垂直どころかオーバーハングしている場所もある。 いつずれ落ちるかわからない根から折れた大木を跨ぎながらやっとのことで下降。 以前から荷物置き場にしていた場所は真上に立ち枯れた大木があるために使用不可能になっていた。 磯に降りて下降ルートを見ると、かなり広範囲に木が倒されて台風の威力に驚かされる。 できるだけ危険な岩壁から離れた場所を今回の釣り座とした。

 さてお試し釣り。フグにハリスを切られながら絶え間なく小メジナが釣れてくる。 しかしお土産にならないサイズばかり。潮の動きも悪くサラシもほとんどない 静かな海のためサイズが上がらない。 沖にできた払い出しにある潮目で食った28Cmが最大。 エサ取りも増えて寒メジナのシーズンの終わりを告げる釣果

 この磯は降り口付近にもポイントがあるが、倒木や岩の崩落の危険があるため 崖に近い場所の釣りは避けた方が賢明。 崖下は10年以上前から通った場所なので愛着がある釣り場であるが、 今後は避けるべき場所であると思う。 残念だけど次回からは入磯しやすい安全な場所で楽しみたい。 釣果写真は2人のオミヤゲ。右下のオナガメジナが最大サイズ。

 メジナ20~28Cm 11枚。カサゴ、ソイ、ベラ、キタマクラ他多数

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