2018年2月中旬

真鶴黒崎 寒メジナ

 今年の初釣りから二週間後の週末。 寒気が一時的に弱まるタイミングで再び磯に行けることになった。 さすがに色々と他の事を調整しなければならず、面倒な事もあったが、 行けることになったのだから素直に喜びたい。 今回は以前から入りたかった根の荒い地形の黒崎という地磯。 ここは入磯が難しくヘッドライトを付けて岩場を何度も乗り越えて行く。 複雑な地形を回り込んで登り下りを繰り返す必要がある。 あらかじめルートを知っていないと入りにくい場所である。

 準備していると三ツ石の背後から日が昇ってくる。 奇跡的な絶景を見ることができて幸先が良い。 慌てて望遠レンズを持って岩をよじ登り、高台から撮影することに成功した。 太陽と三ツ石を収めるために苦労している写真家も多いようだが、 ここは装備を整えた磯釣り師しか入れない場所なので貴重なショットだと思う。

 さて本題の釣りは。冬磯の澄み切った潮にベタ凪ぎの穏やかすぎる様相。 磯際もかなりの深さと複雑に入り組んだ地形と潮の流れに悪戦苦闘。 釣れてくるのは本命のメジナではなくベラやタカノハダイ、ソイなどの根魚ばかり。 言い換えれば根に届いているのだからメジナが当たってきてくれるはず。 下げ潮になりメジナが数枚上がるようになってきた。 どれもウキの反応は僅かで海草に絡んだような感じで僅かにシモるようなアタリ。 やっとのことで夕マズメに32Cmを上げることができた。とても難易度の高い釣行でした。

 ウキが見えなくなるまで実釣。 対岸の熱海と湯河原の夜景を眺めながら静かな時間を過ごす。 今年の寒メジナシーズンも終盤。 次に真鶴を訪れるのは次シーズンの10月頃になりそう。 それまでは三浦の磯に少しだけ行くような釣行になると思う。 帰宅して高台から撮影した写真を見て気が付いた事があるので、 次回は仕掛けや攻め方、配合エサの選定をしっかりと行っておきたい。


メジナ25~35Cm 7枚。カサゴ、ソイ
ベラ、キタマクラ、タカノハダイ

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