「ぼくの雪だるま」
 先日、小鳥猫太(ニャントリ)さんのHP「なう・はっぴぃ」の9000カウントをゲットさせてもらいました(^^)。もう長いことあちらの常連をやっていますが、777以来のキリ番だったので、とてもうれしかったです(^^)。
 そこで、またも記念に絵をいただいてしまいました(^0^)〜♪。久々の男の子の絵だそうですので、じっくりご覧ください(^^)。

 ・・・で、またしても駄文がついて申し訳ないのですが、ちょっとだけ(^^;。
 先日、「藤子・F・不二雄の世界」展を観てきたのですが、やはり間借りなりにも絵を描く人間として一番興味があるのが生原稿です。見たことのあるあの絵がどう描かれたのか、鉛筆の消した跡まで見えてとても参考になります。その中に、『山寺グラフィティ』(小学館コロコロ文庫「藤子・F・不二雄少年SF短編集=2」が入手しやすい)の扉絵が展示してありました。細かく降りしきる雪、それはすべてベタ塗りの上にホワイトでひとつひとつ描かれてるのを目の当たりにして、あらためてその完成度の高さを認識した次第です(^^)。
 『山寺グラフィティ』は美しくて悲しいお話なので、まだの方はぜひ読んでいただきたいのですが(ああ、立石寺行ってみたいけど、遠いなあ・・・)、ここでは雪の話をしたいと思います。
 優れた童話作家は雪国に多いというのをどこかで読んだことがあります。雪に閉ざされた季節、雪の持つ幻想的な雰囲気のなかで想像力を養うことができるからだということらしいのですが、『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソンが北欧の人であることを思えば、納得できます。雪はすべてのものを一面真っ白に覆い尽くしてしまいます。どんよりと曇った空とあわせて、ほかの色が介在しないモノクロームの世界。もちろん北陸高岡出身の藤子F先生も、雪の持つ独特の雰囲気をよくご存知だったから、あのようなすばらしい作品を残すことができたのではないかと思っています。

 前置きが長くなりましたが(^^;、小鳥猫太さんの絵、雪だるまをつくった男の子ですね(^^)。やはり子どもの頃、雪が積もったら真っ先にやりました。なかなかきれいには出来ないのですが、それでも自分がつくった雪だるまには、愛着がわきます。この子もきっとそう思っているのは、「ぼくの雪だるま」という表現から伝わってくるような気がします(^^)。子どもの頃、どんなものにも感情移入することができました。この子も、雪だるまとずっとずっといっしょにいたいと思っているのでしょうが、雪は溶けてしまいます。出逢いと別れ・・・私も第30話:雪うさぎで書きましたが、雪は儚さもまた思い知らせてくれます。でも、それは雪だけではなく、雪と戯れたかけがえのない子ども時代もまた、駆け足で過ぎ去ってしまって二度と帰ってきません。この子の澄んだ瞳を見ていると、なんか言いようのない懐かしさに駆られるように思います。
 そして、モノトーンでうまくまとめてあります(^^)。まるで、墨絵のような。そう、前置きで強調したとおり、雪によけいな色はいらないという感じです。古い写真のようにすこしセピアがかっているのは、もしかしたらニャントリさん自身の想い出なのかもしれませんね(^^)。降りしきる雪のタッチがいいですね。陰影の表現もなかなかです。そして男の子。やっぱりしっかりしたデッサン力に裏打ちされていて隙のない出来映えです(^^)。画材はニャントリさんのマイブームであるコビックだそうで、日々新しい描き方に挑戦する姿勢には、ただただ感心するのみです(^^)。

 ニャントリさん、あらためてすてきな絵をありがとうございました(^^)。「なう・はっぴぃ」さんと「ALPHA TOWN」さんは、同じ時期に始めて同じように発展してきた同志として、特別な親しみを持っています(^^)。コンテンツや画力ではとうていかないませんが、これからもお互いがんばっていきましょう(^^)。最近ショタ熱降下気味とのことですが、男の子系として最初にリンクした責任者(?)として、またカワイイ人間の男の子も描いていただきたいと思います。うち方面からのお客さんはみんな「ショタ殺し(^_^;」な絵を期待してますので、いつの日かまた。よろしくお願いします(^^)。


なう・はっぴぃ小鳥猫太(ニャントリ)さんのおなじみ「なう・はっぴぃ」。1周年・1万アクセスを越えてますます充実です(^^)。

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