| 今から一年前、うちがまだできて間もない頃、Sundewさんと話をしました。「世の中にはいろんなグループがあって、相互に仲間意識を深めているのと同時に、対外的に自分たちの存在をアピールしている。ここはひとつ、『藤子ショタ』の新しいネットワークをつくろうではないか」・・・話はすぐにまとまりました。藤子ショタを世間に広めるという目的で「藤子不二雄系ショタネットワーク（ＦＳＮ）」を設立し、Sundewさんがバナーをつくりました。そして、1999年4月12日の午前０時ちょうど、「ひとり上手ぎゃらりい」「遊来星図書室」同時にバナーをアップし、会の設立を宣言したのです。 …もちろん、そういう大義名分もあったのですが、私的には「ひとり上手」との親密な関係を認知してもらいたい、という思いがあったのです。まだ合作も始めてない頃で、Sundewさんと同じことがしてみたかったというわけなのです。その後、活動記録にあるような成果をあげたりして、着実に発展してきました。加盟サイトも当初の２倍（つまり４つ）に増え、これからますます活発な活動をしていきたいと、設立メンバーのひとりとして思う今日この頃です(^^)。 そこで、１周年を記念してみんなで記念絵を描いて同時アップしたらどうだろうかという提案が、メンバーのELEさんからありました(^^)。そのすてきな案を全員で受け容れ、それぞれ秘密で藤子アニパロ絵を描いて、こうして発表と相成ったわけです。「同時アップ」はＦＳＮバナーから始まったわけですが、同じ時間に同じことをしてるという連帯感が生まれてとてもいいものです(^^)。しかも「競作」となると、みんな何描いたのかな〜と、ドキドキ感も加わって何ものにも代え難い感慨があります(^^)。これからも、「みんな同じで違うこと」をやっていけたら面白いな、とか思っています(^^)。 さて、今回のお題は自由ということだったので、私は以前から心に決めていたあのキャラでいくことにしました。大方の予想を裏切り(?)、A先生の作品です。 しかし、私の過去の言動を知る人は、「ああ、やっぱり」と思うかもしれません。このＨＰ、「準の名前の由来」に書きましたが、私はこのビリ犬というキャラが大好きなのです。何かにつけて私は原作派を標榜していますが、こと『ビリ犬』に関してはアニメが好きでした(^^)。犬のようで犬でないビリ犬は、犬語も人語も操ることができます。そのために人間と飼い犬の両方の意見の板挟みにあってしまうこともあります。でも、それを持ち前ののんきさで解決していくというような、ほのぼのしたストーリーが多い作品でした（注：『ビリ犬なんでも商会』という続編は別物と考えてください。あれは・・・(^^;）。私は『ビリ犬』ののんびりした雰囲気が好きで、A先生の作品のなかでは間違いなく一番好きだったりするのです(^^)。 で、当然といえば当然ですが、やはり男の子キャラにも注目しました。その子の名は雨森タツオ、愛称はタッちゃんです(^^)。彼は小学４年生。両親と弟のテツオくんと花火が丘という街のテラスハウスに暮らしています。彼は犬が飼いたいのですが、集合住宅なので飼えません。そこで出逢ったのがビリ犬。ビリ犬は頼みもしないのに、勝手にタツオくんのうちで居候を始めます。タツオくんは、二足歩行し人語を操り、しかも空を飛ぶことのできるビリ犬が好きになり、仲良くなっていきました。あとはほかの藤子漫画とも共通ですが、日常生活のなんでもない子どもと犬の生活を、タッちゃんやビリ犬の視点で描写したすてきな作品だったのです(^^)。 そのころ、私は今と全然違う絵を描いていました(^^;。どちらかというと漫画『ピーナツ』風の、線描画だったのです（非公開）。それがすっかりタッちゃんのとりこになり、真似をしてみようと思い立ったのです。ただ、未熟なものでなかなか似なくて、自分流に描きやすくアレンジしてみることにしました・・・そう、もうお気づきと思いますが、そうやって描いた藤子漫画風オリジナルキャラが、準の原型だったのです。今から１２年も前のことでした（あれからブランクがあるので、ずっと練習してたら上手くなってたかも(^^;）。その後藤子Ｆ先生の原作等のいいところをもらったりして今の準の絵ができあがっていくのですが、その一番源流はタッちゃんだったというわけなのです（知られざる真実！）。 だから、もし版権ものを描くとしたら、最初はタッちゃん＆ビリ犬でいこうと思っていました。ドラハッパに較べて知名度は低いですが、自分にとって思い入れのあるキャラを描くことができて満足です(^^)。FSN１周年に際し、自分の原点に還った思いです。これからも、準の絵物語を中心に、もしかしたら版権ものを描くかもしれませんが、もっと自分らしい作品ができたらいいなあと思っています。これからもＦＳＮと、遊来星図書室をよろしくお願いします(^^)。 Meteor ☆/ |
