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CB750Fに
CB400SF(NC39)リア周りの移植


CB750FにCB400SF(NC39)のリア周りをまるまる移植する加工依頼です。

NC39のスイングアームピボット部分は、片側がニードルベアリング、片側がボールベアリング仕様です。
CB-FとNC39のピボットシャフト径は異なる為、ベアリングを打ち換える必要があるのですが、丁度良いサイズのボールベアリングがありません。
そこで左右両方をニードルベアリングとし、ベアリングカラーを作製する事で対応します。

また、NC39のスイングアームは左右非対称ですので、左右同じ厚みのカラーを入れるとホイールセンターが出ません。
そこも考慮してベアリングカラーのサイズを決定します。

カラーですが焼入れを施したカラーを使用します。
当方で作製した車両ではないのですが、熱処理されていない鉄のカラーや、アルミで作製されたカラーを使用していた車両を拝見した事があります。
熱処理されていないカラーをニードルベアリングに使用しますと、すぐにカラーが変形してしまい、ベアリングの動きを妨げてしまいますので御注意ください。
スイングアームを取付け、ホイールが車体センターにある事を確認したら、チェーンラインの調整を行ないます。
NC39リア周りの場合、CB750Fよりもタイヤが太いのでチェーンラインも外側になります。
今回、フロントはオフセットスプロケットを使用しました。
フロントスプロケットのオフセット数値と、NC39リアホイールのノーマルチェーンラインの数値を比較し、リアスプロケットのオフセット量を計算します。

その結果、スペーサーを作製してリアスプロケットを外側に移動しました。
リアサスの取付け幅も異なりますので、カラーを作製し調整を行ないました。
仮付けですのでサスのエンドアイ部分の形状が異なりますが、最終的には「コの字タイプ」ではなく「丸穴タイプ」のサスを使用します。

ちなみにNC39リア周りですが、当方が把握しているだけでも3種類以上あるみたいです。
(下付キャリパータイプのリア周りでも途中でマイナーチェンジしている事が判明)
別の年式同士を組み合わせると寸法がおかしくなりますので、スイングアーム、ハブ、ホイールカラーを別々に購入する場合などは御注意下さい。

スイングアーム取付け(参考価格¥36,000)
チェーンライン調整(フロントオフセットスプロケット代金込)(参考価格¥34,320)
リアサス位置調整(参考価格¥3,500)

※参考価格には加工検討技術料、図面作成費等を含んでいます。
※作業役務費用は宅急便コレクトによるカード決済はできません。
※参考価格は税抜価格です。
※作業内容により価格は変動します。各作業内容の価格は参考価格ですので、あくまでも目安としてご覧下さい。
※見積りは無料ですので、お気軽にご相談下さい。
※送料はお客様負担となります。