検定員って何者??

検定員とは

教習所の指導員と言うのは、指導員と検定員という資格が大まかにあります。

指導員とは、教習指導を行える資格。

検定員とは、技能検定(運転を採点し、合否を判定し、合格の証明書を発行できる)を行う事のできる資格です。

 

えらそうにしてるけど?

一応、偉いと言うことになってます。

検定で不正が行われないようにするため、「みなす公務員」と言う扱いを受け、検定中は「公務中」になします。

その為、何か不正が行われた場合は、その検定員は、公務員としての罰則を受ける事になります。

その代わり、検定中にたとえば受検者から暴力を受けたなどあれば、「公務執行妨害」になります。だからいらつく事言われてもおとなしくした方がいいですよ〜。

社会的な地位を与え、責任を持たせ、その代わりに不正をさせないと言う事ですね。

試験管(警察)の場合は、試験官は巡査部長以上の階級とされていますので、一応検定員もその階級以上と言う事でしょうかね。

ただ、中にはそれを単純に自分は「偉い」「すごい」と勘違いしている人間がいる事が残念ですね。

 

どんな資格なの?

各都道府県により、資格試験の内容は若干違ったりしますが、結構難しい資格になります。

最近はさらに資格を取るのが難しくなっています。

年に3回の試験しか実施しなく、合格率は、1割に満たない程度です。1年くらいかかったり、聞く話では5年以上かかってやっと受かったとか、あきらめたとか。そんな話もよく耳にします。

試験内容は、運転の実技、面接、採点、論文とあります。

試験の方法は都道府県により、違いますが、運転技能では90点以上、面接では、免許課のお偉いさんに口頭試問もありで結構いじめられ、採点では、変な運転をされ、それを間違いなく採点をしなければならず、論文では、文章丸暗記な論文を書きます。

狭き門なだけに変に偉いと勘違いしてします駄目な検定員もいるんでしょうね・・・。

 

ホンネ

検定員は合格にすれば、その人は免許を取得し、下手をすれば簡単に人を殺めるかもしれないもの(=自動車)を一人で運転してもいいよ!と言う太鼓判を押す訳です。

検定員=みなし公務員と言えども、警察でも本当の公務員でもない。高卒程度の学力で十分なれる、ただのサラリーマンです。そんな人間が、判定するのです。かなり責任重大です。

なので合格にするのはかなり勇気がいります。私は初めて卒業証明書を発行する時自分の名前の署名があるのですが、「これでコイツは免許を取っちゃうんだ!!」と手が震えた事を覚えています。

でもサラリーマンなので、合格してくれないとお金が儲かりません。会社からは受からせろ!と暗に圧力(汗)

で、人間ですから、不合格にする時もかなりの決断と言うか・・・大変です。

思いっきり補助ブレーキだとか、脱輪だ接触だと明らかに不合格ならまだしも、もうちょっとで受かったのにね。なんて子は不合格にする時に胃がキリキリするもんです。頑張ってるし、合格にしてあげたいなんて何度も何度も思った事あります。

少なくとも私は非情になってホイホイ合否決める、そんなメンタル強くありません(涙)

初めて証明書に署名をする時には、「これでこの子は免許を取っちゃうんだ!」と手が震えた事を覚えています。

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