更新日:’99/5/15
 
Album Impression
 
  このページでは最新のアルバムや、これは良いと思ったアルバムを紹介しています。また、ハード偏重主義の機械オタクで、高価なオーディオセットを買い込ん だが、聴く音楽が洋楽ならまだしもJ-POPからも抜け出せず、周りから「聴く音楽は・・・・・・えっ、歌謡曲ですか?」だの「クラシックやジャズを勉強 しろ」だの「機械が泣いている」だの云われているあなたにっ(笑)、J-POPにだって良い録音はある、の合い言葉のもと、J-POPの優秀録音も紹介し ています。
 

 
 
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「永遠」
ZARD
(ビーグラム)
 
 荘厳な感じのタイトルチューン、「永遠」からスタートするこのアルバム。2曲目のMy  Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜」はアウトロのギターが立体的でいいネ。 6曲目の「遠い星を数えて」はボサノバ調で低音も出てちょっと良い(笑)。10曲目の「少女の頃に戻ったみたいに」もイントロのピアノが印象的。しかし、 圧巻はやはり特別付録のシングルCDに入った「CAN’T TAKE MY EYES OFF OF YOU」でしょう。これはやはり楽曲が頭ひとつ飛び 抜けて優れている(って、カバー曲でした(笑)、失礼)。ザラッとした録音がたまらない。スリリングなドラムスもいいっ! 自身の作る日本詞では、字余り なところも見受けられて、そういうところはあまりノリがよろしくないが、彼女は英語詞を歌うとこんなにハマるんですネ。ちょうどいい崩し方で、「おっと と、おっとと」と気持ちよく泳ぎますスイングします(笑)。やっぱこれでキマリ(笑)。

さて、全体的な総評ですが、実は彼女の書く詞には、あまり才能を感じません。10代の女の子などに は、「何て私たちの気持ちを上手くいい表しているのだろう。詞が最高です」という意見も聞かれますが、それならハッキリ言えます。もう私とは感性が違っ ちゃったのだと。それで悲しくも何ともありません(笑)。それから、上でも言いましたが、彼女の出現によって(また、ZARDが売れたことによって)、こ れ以降に行われる日本のハメコミ詞のクォリティが確実に一段落ちるようになりました(例えば、ミスチルなんかも苦しいときある)。戦後50年続いた(オー バーな(笑))日本の歌謡曲のよき伝統であった「一音に必ずひと文字」の原則は何処へやら?(笑) いい言葉が浮かばないという簡単な理由で字余りの詞を 書くのはやめましょう(笑)。もう少し練りましょう。例えば、桑田佳祐や佐野元春はちゃんと理由があってやってるのですから。ノリがおかしくなってない か、ちゃんとチェックしましょう。何でもかんでもハメ込んでいいって訳ではありません。松本隆先生も、きっと怒ってます(想像ですが(笑))。

 


「private」
広末涼子
(フューチャリスタ)
 
 いたずらにどの曲も録音がよい(いやいや、いいことだが(笑))。特に3曲目の「リズム」とか、9曲目の 「大人にならないように」なんかいいネ、特に。低音がよく出てて、縁取りがハッキリしてて、きらびやかだ。構成としては、10曲目の「明日へ〜Album  Version〜」で一気に盛り上がって全体が解決する訳ですが、やはりヒロスエファンということでしたら、最後の「あのつくことば」はハズせないで しょう(笑)。詞の、「♪くっついてたい…」ってところは岡本真夜嬢が移ったか、ヒロスエ?(笑) さて総評ですが、正直いうと何故かもの足りなさが残る 今回のアルバム。何かが足りない。思えば、やはり何も考えなくても、「MajiでKoiする5秒前」や「大スキ!」などの楽曲が畳み込まれていたころが、 一番良かったのか? だけど、まだ何か現状を打破する、何か広末涼子が脱皮できるキーワードがあるはず。それが見つかるまで、ここはひとつ皆でヒロスエを 見守ろうではないか。
  


「〜未来〜」
小松未歩
(アメムラオータウン)
 
 「名探偵コナン」のアニメソングでもおなじみの、彗星のごとく現われた小松未歩のセカンドアルバム。とに かくシングルカットされた曲はどれもキャッチーで、気持ちよく聴ける。ただ、そればかりでは何事も限界があるということで、ここら辺がひとつ彼女の正念場 なのではないだろうか? これからは奥行き方向にもう少し、深く掘り下げる詞が備われば、間違いなく安定した人気−第2段階−に入れると思うのだがどうだ ろうか。「手ごたえのない愛」って何かZARDみたいな題名ですが(笑)、「急かしてゴメン・・・」って急に来たり、「ふたりだけの国へ行こう。あいつの ためなら泣かないで、これ以上・・・」ってちょっといいネ。音質は総じていいです。「氷の上にたつように」のイントロのギターや「手ごたえのない愛」のイ ントロの、ベースにピアノとドラムが絡むところもゾクゾク来ました。
 
 



「MEGAPHONE SPEAKS」
篠原ともえ
(Ki/oon Records)
 
 大方のみなさんの予想通り、「私はいつも騒いでるだけじゃないのよ〜ん(笑)」とでも強く主張したげな、 アーティスティック(?)な仕上がりの1曲目、「PURE ATOM BOY」でスタートするシノハラのセカンドアルバム。う〜ん歌声は例によって hitomi & エンクミ & 内田有紀系(筆者は耳が悪いのか、女性ボーカリストが5パターンぐらいの分け方で済んでしまう(笑))。さあ、打って変 わって続いてはビートが効いてるダンスナンバーが続く。2曲目の「Shopping A→Z」はあの宍戸留美の「コンビニ天国」を彷彿とさせる買い物ソン グ。3曲目の「anything」はちょっと励まし系元気ソング、などなど・・・・・・。

 しかし、序盤〜中盤と、全体的にちょっとナロゥレンジのようだ。わざとなのかな? J-POPの音 質で、何かオーディオヒョ〜論家みたいなこと云うのは気が引けるけど、一応良いものを良いと云っているので、悪いものも悪いと云わなくっちゃ(云っときま すけど、シノハラの魅力とは無関係ですよ、飽くまでオ〜ディオ的にこのアルバムを聴いた場合の話です)。低音も、出てはいるけど伸びてはいない、ってゆ〜 か良質ではない(ポップスの低音に良質もクソもないと、ホントのヒョ〜論家の先生に怒られそうだが(笑))。さらに、位相差成分が全然入ってなくて、モ ロ、ミキサーのパンポットで位置決めしたよ〜な横一並びの各楽器の定位感(何故か手元のシンクロのリサージュ波形はガンガン動いているのだが・・・・・・ (笑))。

 おかげでフワッと包み込むような音場感は皆無である。総じてラジカセ向けの音決めになって いる・・・・・・と思ったら、終盤から話が変わってきた。9曲目の「ココロノウサギ」は全体の傾向は変わらないが、オンマイクのボーカル+アーリーリフレ クション系のリバーブで私好み(笑)。ギターも艶がハッキリして良い。シノハラの声が漂ってきた。4分45秒辺りや最後など、シノハラの吐くウィンドゥノ イズ(笑)が聴けるし、4分15秒辺りには何やらリアルなノイズあり(意味不明(笑))。カブリツキ派には最適(笑)。ここから10曲目以降、音質が総合 的に若干改善する。10曲目の「会いにいくの。」は後半のドラムも気持ちいいし、ギターの弦ノイズも聴けた(だからど〜した(笑))。とにかく、このアル バムは「ココロノウサギ」だけでも聴く価値あるべしっ!

 


「Growing」
知念理奈
 (Sony Records)

  知念理奈である。実は、私の中では、知念理奈はかなりキテる。思えば「Precious・delicious」が発表されたとき、これが云うなれば「ロコモーション  ドリーム」を発表したときの田村英里子クンに匹敵するものがあった。何か誉め方を間違えてるかも知れないが、「ロコモーション  ドリーム」のときの田村クンは凄かったんですヨ。何かこう、まったく新しい何かを始めてくれるような物凄い予感があった・・・・・・。

  それで知念クンなのだが、そんでもって「Wing」。これがSISEIDOのCMソングに使われたのだが、このCMがまた何だか凄い。とにかく何かを感じ させてくれるのだ。それが何なのか?  スカッと抜けた青い色がただ単に心地良かっただけなのか、たまたま知念クンが魅力的に撮れていただけなのか、実はその両方だったのだ(笑)。いや、もちろ んそれだけじゃない。その画を見事に「Wing」が盛り上げていた。マッチしていたって奴ですか。もー、知念理奈の時代が来るーと、ガンガンに感じさせて くれた訳です。

  何か興奮してるんで文章が変ですが(笑)、そんでもって「Growing」です。もー、1曲目の「Road」のイントロのドラムスがドスドス響いて、これ だけでもう掴みはOK(笑)。そんでもって3曲目の「Wing」は外せないでしょう。7曲目には「Precious・deliciout [Solid  Mix]」も入ってるでヨ(笑)。おっとコイツを忘れちゃイケナイ、9曲目にコイツもノリノリのブルボンCMタイアップ曲、「Break  out  Emotion」。これはハードでちょっと良い。12曲目の「Moonlight〜落ちてく気持ち〜」はちょっと声がhitomi入ってます(笑)。総じ て前半は夏っぽい曲、後半はちょびっとメッセージ色のある楽曲が並んでいる。夏向きのアルバムなので、今年の夏のドライブのお供に、車のCDにセットオ ンッ!



 「愛のバカ」
内田有紀
  (KING  RECRDS)

  T.小室氏とも組んでいろいろなアルバムを出している内田有紀だが、今回はこのアルバムを紹介しよう。店頭でこのCDを見たとき、何故か思うところがあ り、購入し持ち帰ったのだが(単に顔のアップと、何もまとってないのではないかと想像が膨らむ写真のせい?(笑))、まずこのCD、どの楽曲も録音が良 い。それに全曲の詞を通して、とても不思議な世界観を造り上げていて、独自の雰囲気の中にいざなってくれる。曲のアレンジもバラエティーに富んでいて、優 秀なスタッフが内田有紀という格好の素材を手に入れ、楽しんで持てるアイデアを盛り込んでいるという感じがして嬉しい。特にお勧めは1曲目の「追いかけて くる月」。ジャズのアレンジなのだが、ドラムの低音がとてもよく響き、内田の声がオンマイクで収録され、耳元で囁いてくれる。間奏ではトランペットの「ぺ カー」っと輝くような音色を聴くことができる。


「映画のようにはいかないの」
大本友子
(PONY  CANYON)

  このアルバムの中の何曲かもコマソンになっているので、みなさんも大本友子の歌声を聴いたことがあると思う。楽曲はシンプルなアレンジが特徴である。そし て、それが彼女の一番の魅力である透明な歌声をいっそう引き立てるのに成功している。柔らかい歌声だ。彼女も、時々ラックから取り出しては聴きたくなる アーティストである。お勧めは1曲目の「あなたのままで」。最初の「大事な・・・」の部分が驚くほどの鮮度でスピーカーから出てくる。そのあとすぐのロー ズピアノが、これまた素晴らしいみずみずしさでメロディーを奏でる。



「Egg Shell」
原田知世
(FOR  LIFE)

  リスナーの中には、かつて彼女がアイドルだったということを知らない人も多いのではないだろうか?  そういう人たちにとって、彼女は時たまCMに出る女優さん、ということになるのだろうか。しかし、演技面ではついこの間、連続ドラマ主演でまだまだ行ける というところを我々に見せつけてくれたし、音楽面でも、実はアイドルがレーベル移籍後、こんなにもクオリティの高い作品を出し続けているというのはまれな ケースではないだろうか。このアルバムは彼女が鈴木慶一氏と組んで出した3部作の最後の作品である。全11曲中8曲が鈴木氏の作詞で、残りの3曲はフラン ス語詞である。鈴木氏の詞は、時間が経っても古びないスタンダードな作品になるよう注力が注がれている。原田知世はアイドル時代もどちらかというと、流行 を追うよりは鈴木氏のテイストと同じような楽曲を多く歌っていたと思うので、彼女に合っていると思う。

  また、このアルバムには彼女の音楽活動の再開に大きく弾みをつけた運命の楽曲「TEN VA PAS」もリミックスバージョンで収録されている(運命と云ったのは、彼女はこの曲を最初から原曲で歌ったのではなく、大貫妙子氏が日本語詞を当てた「彼 と彼女のソネット」という歌をアルバム「Schmats」に収めたところ、その曲が好評で原曲を歌うに至ったからである)。ショートディレイのかかった彼 女の歌声が耳元で囁いてくれる。また、位相管理の行き届いたスピーカーで聴けば、彼女の歌声がゆったりと左右に揺れ動くのが判るはずだ。


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