●私にガンダムを教えてくれた人
 実はネ、ここで「ガンダム」に関するHPを作るとなると、凄く「ガンダム」に精通されたファンが 殺到するとか、そりゃもう先輩諸氏方から色々助言をいただいた訳ですヨ。そりゃもう「俺と勝負しろっ!」とかいうお歴方が殺到するって。……正直言えば、 私は「ガンダム」ファンとしては「中の下」です。
 私は、ただガンダムが好きだから、自分のHPに「ガンダム」ってキーワードが置きたいがためにこ の「コラム」を置いた……そのくらいの者なのです。だから、もちろん「ガンダム」世界における、いわゆるオールドタイプなのです。何故なら、オールドタイ プの私に、「ガンダム」のすべてを教えてくれた、ニュータイプと言える人がいたからです。
 
 当時、私も彼も小学生でした。僕らは、土曜の夕方にCBCの「天才クイズ」を観るか、名古屋テレ ビの「ロボットアニメ」を観るか、それはもう死活問題でした。「ザンボット3」、「ダイターン3」、ふたつ続いたそのあとが「ガンダム」でした。「ダイ ターン3」の放映が終わったあと、実は私は「天才クイズ」派だったんですヨ。
 
  しかし、「名古屋テレビのアニメも、1回は観ておかねばならない」。私はそう思いました。そこで、名古屋テレビにチャンネルを合わせてみたんですよ。ちょ うど、「機動戦士ガンダム」第12話、「ジオンの脅威」が放映されていたんです。ショックでしたねぇ。何がって、「正義のロボット」に搭乗して、悪を蹴散 らさなければならない主人公が、何と「白目」を向いて、ベッドの上で膝を抱えて、軽い心身症にかかっているではありませんか……。
 
 何だか薄気味悪いそのヒーロー像に拒絶反応を示した私は、そのあと「ガンダム」本放映中、二度と 名古屋テレビにチャンネルを合わせることはありませんでした……。ところが、その薄気味悪い「サンライズ(当時「日本サンライズ」)の出来損ないバカアニ メ」を、絶賛する友達が現れたのです(仮にNクンとしましょう)。
 
 「これは凄い。これは今までにはない、まったく新しいアニメだっ」……。私は疑問に思いつつも、 彼があまりにも騒ぐので、いっしょに再放送を観始めました……。そして、徐々にガンダムの虜になっていったのです。「このモビルスーツはザク?」、「これ は全身が青いから、「グフ」っていうんだよ」、「あぁ、そうか。青いのはグフなんだね」……。
 
 笑えるでしょ。「青いからグフ」……そんな基本的なことがらを、AからBへ教えた時期があったん ですヨ、信じられますか? 私に「ガンダム」のすべてを教えてくれた、私の師匠といっていいNクンは、だけど、デパートでガンプラを買うために並んだ群衆 が将棋倒しにあい、死人が出たというニュースが出たころから、急速に「ガンダム」から遠ざかっていきました。
 
 「所詮はプラモデルのために命を落とすなんてバカバカしい。このブームもそろそろだな……」 僕 ら凡人がまだまだガンダムに熱を上げていたとき、彼は文字通りガンダムファンを一抜けしたのです。誰よりも早くガンダムに着目し、誰よりも早く鮮やかな引 き際でガンダムから去っていったNクンは、「先見の明」という点で、間違いなくニュータイプでした……。ただ、ガンダムもあれから20年。あれからあとも ファンであり続けた私たちは、「ついに「ガンダム」もここまで来たヨ」と、彼に一言声をかけて上げたい気分でいっぱいです……。
 
 
 
 
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