更新日:’98/08/09
今月のCINEMA

  このページでは、現在公開中はもちろん、レンタル、BS、デジ
タルCSなどで観ることのできる映画の中から、これはと思ったも
のを紹介しています。                                                          _
 

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「 パンツの穴  キラキラ星みつけた」
                                                                   Spin off TEXT by:荒井ユミオ
 
  この映画はシリーズとして何人ものアイドルが主演し、実にたくさんの本数が撮影された。実際、劇場に足を運んだかは別として、ほとんど全部観ている自分に気がついた(笑)。その中でも、菊池桃子ちゃん主演の第1作目は別格として、西野妙子クン主演のこの作品も、ヒジョーに良かったという思い出がキョーレツに残っていたので、今回改めて観直してみたのだが、ぜひこれをベスト2としてお勧めしたい。
キラキラ星みつけた.1_キラキラ星みつけた.2
キラキラ星みつけた.3
  ストーリーは、高校のテニス部のひと夏の合宿を舞台に、西野クンの淡い恋愛模様を描いているのだが、西野クンも初々しいし、山や湖などの美しい避暑地の風 景も散りばめられていて、観れば涼しげな気分とともに、甘酸っぱいあのころに戻れること請け合いです(夏のアイドル映画に欠かせない、夏祭りのシーンもあ るでヨ(笑))。

  アイドル映画が一番良かった、あのころでしか撮れない、人と人との心の機微を、ちょっとライトに、しかし、すがすがしく描いている佳作だと思います。さら に、今をトキメク浅野忠信クンが、今と同じ切れ長の目で、主人公の友達役を好演してるという事実も、婦女子の方には情報としてお伝えしておきましょう (笑)。


「CURE」

  男性の役者さんというものは誰でも一度は、タバコの火のつけ方とか、どうやったら一番映えるかなぁとか、研究するものらしい。この映画でも、警察官役で登 場のでんでんさんが萩原聖人と向かいあってタバコに火をつけるシーンで、でんでんさんの仕種が妙にカッコ良かったので、ふとその話を思い出し た。・・・・・・のっけから話が脱線してしまった。役所公司、萩原聖人、うじきつよし出演の映画である。ゆっくりと徐々に精神を犯されて行く役所。しか し、どこかでスイッチの切り替わる象徴的シーンがあると、グッと映画として解かりやすくなったはずだ。

CURE1
  実は、留置施設にいる萩原のところに行き、萩原とやり合うシーンが脚本的にはその部分だと思う。このシーンは撮影現場での練り込み不足かなと感じた。その おかげで、話が非常にリアリズム至上主義的に進むので、難解で、役所が今精神的にどのような状態なのかつかみにくく、感情移入しにくいものとなってしまっ た。もっと役所の視線に徹すると良かったかも知れない。 

  また、こういう映画は、映像だけで何か意味を説明しようとするシーンが出てくるものだが、実は監督が思うほど意味は明確にはならないものだ(上手く説明で きた、と思うのは多くは思い込みである(笑)。自分はもちろん分かっているので)。これで察してもらえる、とすぐ思っちゃうのはまさしく日本的だ。すべて が万人に隅々まで理解されなくとも良いという考え方もあるが、何でもハッキリしていなければいけないお国柄のハリウッド映画などは、全世界公開に先駆けて ごく少数の人間にプレビューしてもらい、矛盾点を洗い出すらしい(例えば「ターミネーター2」なら、何で最後に溶解炉に入るためのスイッチを、

シュワちゃん自身が押さないの?  とか。演出上絶対リンダ・ハミルトンに押してもらわないと困る(笑)このシーン、結果は皆さん知っての通りだが、あとから修正するのにもう画は撮れない。 従ってそのシーンのシュワちゃんの云い訳のセリフは、カメラが他の画を追っている間に声だけアフターレコーディングされている)。
CURE2

  この映画の場合、ことあるごとに出てくる廃病棟が、私には最後まで何を意味しているのか判らなかった(単に私の頭が悪いだけかも知れないが(笑))。とま あ、文句ばかり書いてしまったが、実は観て面白くない映画ではない。サイコサスペンスは難しいので、良いものは数は少ない。ホントに怖がらせてくれるかと いうと、この映画もノーだが、
 

CURE3
私の観てきたサイコサスペンスの中では出来は良い方だ。役所が妻の首吊り自殺を発見したときの、残念という気持ちと、ほのかに嬉しいという感情の ない交ぜになった表情とか、ラストのファミレスのウェイトレスとのやり取りのあと、そのシーンを最後まで見せずに終わるところなどゾクゾクした。サイコサ スペンスがお好きで、今夜はちょっとそういう気分に浸ってみたいというときなど、「CURE」は薦められる。



「目を閉じて抱いて」
                                                                 Spin off TEXT by:荒井ユミオ
 
  皆さんはLip’sというアイドルグループをご存知か。同じときに活躍したのはCoCoやribbonなのだが、その人たちよりはかなりマイナーだったと 思う。UCCの行なったコンテストで優勝した3人組だったのだが、歳の順に加藤貴子、吉村夏枝、山本京子という面々だった。 

  このうち加藤貴子さんは、「白線流し」(京野ことみクンの姉役)や「ベストフレンド」(主人公たちの同僚役)、「金田一少年の事件簿」(ゲスト出演)など でドラマに出ていたのでご存知の方もいるだろう。山本京子クンはシンガーとしてソロデビューを果たしている。

目を閉じて抱いて1

  それで吉村夏枝クンなのだが、彼女が3人の中で一番おっとりしていたので、ここはひとつ故郷へ帰って幸せな結婚でもしているかなと、常日頃思っていたのだ が、どっこい夏っちゃんは引き下がってなどいなかった。こうしてこの映画のテロップで「吉村夏枝」の文字を観ると、感慨深いものがある。と同時に、あまり にも、ときが経っていたので果たして夏っちゃんを観て一目で夏っちゃんと判るか不安を抱きつつ、観始めたのだった・・・・・・。いましたよ、いました夏っ ちゃんが。心配をよそに一目で分かりましたよ。こうして観ると、何だか嫁にやった娘が元気でやってる姿を見る父親の気分です。ずいぶん大人っぽくなりまし た。演技の方は・・・・・・抑揚なく喋るとこが相変わらずです(笑)。
 

目を閉じて抱いて2
  ところが、相手役のもと男闘叫組の高橋和也クンがこれまたボソボソ喋るタイプで、夏っちゃんの下手さ加減があまり目立ちません(笑)。ひょっとするとこの 作品のテーマを鑑みて、ふたりで「こういうふうに演技しよう」と話し合ったのかも知れません。映画の方は、まずロケハンを丁寧に行なっているのが分かりま す。

  映画というものは美しい風景がひとつでも散りばめられていると、それだけで観たあと「いいものを観た」と思えるものです。撮影場所はそんなに東京から離れ ていないと思いますが、「こんな風景があるのか」と思わせるほど、抽象的でよいアングルの風景がたくさん出てきます。これが、この映画にいっそう、どこか 無国籍な場所で起こった、おとぎ噺のような趣きを与えています。内容は内田春菊氏の原作なので、実は尺のほとんどをベッドシーンが締めています。武田久美 子演じるミスターレディーと、高橋演じる男性、その恋人の夏っちゃんの3人が絡んで物語は進行して行きます。武田と高橋のベッドシーンは、物語的には男性 と男性のベッドシーンとなる訳ですが、もちろん武田さんは女性ですので、上手くソフィスティケートされています。

  ストーリーは途中で少し御都合主義的になったりもしますが、上に書いたように物語全体がおとぎ噺のようなぼんやりとした霧に包まれていますので、不思議とあまり文句を云いたくなりません。 

  総じてこの映画は、「ヤらしいシーン観れますか?」と尋ねられれば「もちろん」とお答えしますが、それよりも、全体を漂っている「これは現実なのか、それ とも・・・・・・」というはっきりしない雰囲気に身を委ねるのを、楽しんでもらいたい映画です。 

目を閉じて抱いて3


「ZERO WOMAN  消せない記憶」
                                                                Spin off TEXT by:荒井ユミオ
 
  大野幹代である。CoCoの幹代ちゃんがアクション&ヌードである。ときは流れたと云うべきか。CoCoのなかでも一番大人しかった幹代ちゃんが意外であ る。それはさておき、アクションシーンはまずまずの感じでできている。無表情を演じているが、本当の無表情(?)とは何かが違う。途中で気がついたのだ が、実は余裕がなくて無表情になっていたのか(笑)。余裕があれば、例えば人を殺すシーンでも、無表情の中にも微妙な表情をつけて観る側を飽きさせないこ とができるはずだ。

  そうやって観ていくと、幹代ちゃんのいろんな表情が観たいと思って観た人はガッカリするだろう。楽しそうにするシーンは皆無だし、いつも同じ表情だ。借り てきた猫のようにも見える。彼女も苦痛、とまではいかなくても楽しく演技しているようには見えない(いや楽しい話ではもちろんないのだが)。やはりイヤイ ヤながらの仕事だったのか幹代ちゃんっ!  と云いたくなる(笑)。

消せない記憶1_消せない記憶2
消せない記憶3
  ここで、少し鉄砲の話をさせてもらおう。オートマチックの鉄砲のチャンバーに弾薬を送り込むシーン(つまり、スライドを引いてガシャッとやるシーン)が、 幹代ちゃんに限らず何度かあったが、スライドを引いたら戻すときは手で戻さず、手を放して鉄砲のバネの力に任せた方がいい。手で戻すと装填不良のもとにな るらしい。幹代ちゃんも次に鉄砲に触れるときがあったら意識してみてネ。

  さてヌードである。幹代ちゃんはほくろの多い体である。書いていて赤面してしまった(笑)。どことどこにほくろがあるか確かめたい人、ぜひこのVシネマお勧めします。


「ウェルカム・ドールハウス」
 
ウェルカムドールハウス1
  いじめられっ子の女の子のドーンが、この映画のヒロインだ。母親は、彼女より可愛く生まれた妹のミッシーばかり可愛がっている。学校では同じいじめられっ 子のラルフが唯一の友達というていたらく。だけど、例えブスでも異性には興味がある(男も女もお互いに、容姿の悪い異性は恋愛感情などないのではないかと 思いがちだが、そんなことはないのダ、当たり前)。

  兄のマークのやっているバンドのスティーブに相手にされたいのだが、上手くいかない。滑稽なのはいじめっ子のブランドンが「今日3時にレイプしてやる。絶対来いよ」と云ってくるのだが、レイプしてやると云っているのに場所を指定するとは(笑)。

  それに対してドーンも、まるでデートの待ち合わせのようにノコノコ現れる。「逃げんなよ」と云いつつブランドンの隠れ家へ。そして、ブランドンはみんなの 知らない家族のこと話したりするのだから、これじゃドーンに愛の告白してるのと同じこと。好きだからいじめちゃうという訳。

  そこはかとなくドーンもSEXに興味があって少し期待してるところが笑える。最後に「これは俺たちだけの秘密だゾ」とは、何とも微笑ましい。しかし、そん なある日、ミッシーが誘拐されてしまう。いっそのことミッシーが殺されてしまえば、と考えてしまうドーンだったが・・・・・・。

ウェルカムドールハウス2_ウェルカムドールハウス3


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