キャラ
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あらすじ第1回全国パワークスポーツ大会が真洲市で開催されることになる。市当局(及びそれを支配するマナスファミリー)は「パワーク先進地」の威信にかけて何としても全国優勝をと意気込み、市内のパワーククラブの強化策を打ち出す。その一環として、少年チームにパワークマンを臨時コーチとして派遣し指導させることになる。 末田が所属するナイトフォークスにもパワークマンが送り込まれてくる。末田は大会の出場メンバーに選ばれることが確実視される主力選手だったが、パワークマンの横暴な振る舞いに反発してチームを飛び出し、新チーム・ハンガーデモンズを旗揚げする。それは彼にとっては個人的な行為にすぎなかったが、市にとっては施政に関わる重大な問題だった。 市はパワークの普及について次のように考えている──マナスファミリー製品の売り上げが伸びるのは好ましいことだが、パワークは武器ともなりうるものであり、それが広く一般人の間に浸透しているという状況は治安上の潜在的な脅威である。その脅威を取り除くために、市内の全てのパワークを常に統制下に置かなければならない──と。 パワーク統制事業の責任者・東橋は、末田の行動がこの方針に反するものと判断し、パワークマンを使ってハンガーデモンズに様々な圧力をかけ、解散に追い込もうとする。 一スポーツチームをめぐるいざこざはやがて全市を揺るがす争乱へと発展してゆく── まず言っておきたいのは、この企画は「スポーツ物」ではないということ。スポーツの設定は高校生がロボットを所有している世界を成り立たせるための背景であって、もっとハードな命懸けの戦いを描きたいのだ。 |
用語
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各話ストーリー(全52話)※文中の「試合」はこの作品のオリジナル競技「パワージャガー」を指す。
第1部 地に潜むもの■第1話「反感装置」ナイトフォークスを脱退した末田はハンガーデモンズ(以下「HD」)を1人で設立。スポーツ大会への出場を申請するが、出場には最低5人のメンバーが必要と言われ、募集を始める。注目を集めるため過激なパフォーマンスを行い、世間の顰蹙を買う。 ■第2話「荒野への招待」他のチームでもパワークマンに対する不満をくすぶらせていた者は多く、歌原、八綱ら入団希望者が続々と集まってくる。調子づいた末田は、急に入団テストをすると言い出すなど無責任な言動で彼らの不興を買う。主将としての資質を問われた末田は歌原と勝負することに。 ■第3話「空気の箱」二十数名の同志を得たHDは大会へ向け活動を開始する。 浅田がコーチとして派遣されてくるが追い返す。 タワーグラニーズとの練習試合。装備は物々しいが見かけ倒しで弱いチームなので楽勝…と予想されたが、味方のチームワークがバラバラなため惨敗。 ■第4話「薔薇色の逆説」チームの団結を強めるべく合宿を行う。 設備の不具合で危険な目にあう、フラッターノーゼスがなぜか因縁をつけてくるなどのアクシデントがあるものの、メンバーの意気は高くチームの前途は洋々と思われた。 だがその頃市の内部では、HDを潰すための事業計画が策定されつつあった。 ■第5話「揚力切断」浅田らパワークマンはHDに対して、練習場から締め出す、パワーク店にパワーボックスの交換を拒否させるなどの嫌がらせを始める。さらに、彼らが悪辣な非行集団であるとの噂を広める。 芦原は末田をナイトフォークスに復帰させようと心を砕く。だがナイトフォークスメンバーの中にHDを面白半分に襲撃する者が出始めるに及び、両チームの対立は決定的に。 ■第6話「凶区」HDメンバーは自分たちが世間に疎まれていることを感じ取り、次々とチームを離れていく。再募集に応じる者もない。歌原は庄野を強引に勧誘。 10人ほどになった残存メンバーが1人ずつ闇討ちに遭い負傷するという事件が起きる。それは浅田に雇われたフラッターノーゼスの仕業だった。彼らのたまり場に単身乗り込んだ末田は、極端に不利な条件での試合に臨むことに。 ■第7話「棘のある休息」八綱に連れられストリートパワードッグの見物にやって来た末田は、勝ったらパワーボックスをもらうという条件で無茶なルールの勝負(「○○デスマッチ」みたいな)をするはめになる。対戦の相手・前戸は末田に興味を引かれる。 ■第8話「幻想君臨」無根拠な悪評の流布により、HDは世間や学校で白眼視されるようになる。富士浦のようにパワーボックスを提供するなどの協力をした者も糾弾される。ひとたび反社会的集団というレッテルが貼られるとパワークマンは彼らに公然と暴行を加えるようになる。これまで残っていたメンバーも逆境に耐えかねて次々と脱退し、ついには末田、歌原、八綱、庄野の4人だけになってしまう。 ■第9話「腐食と凍結」4人の前に前戸が現れ、チームに加わりたいと言う。 メンバーは5人揃ったものの、今度は手持ちのパワーボックスの寿命が尽きかけ、活動を続けるのが困難になってくる。富士浦が試作した「パワーボックス再生装置」(怪しげ)を携えスタディゴーゼスとの練習試合に臨むが… ■第10話「舌のある風景」パワークを使った連続強盗事件が起き、HDが犯人ではないかと囁かれる。彼らは真犯人を見つけて濡れ衣を晴らそうとする。 ■第11話「無機質広場」練習場所も確保できず、試合に応じてくれるチームもなくなり、満足な活動ができなくなる。そこへナイトフォークスが対戦を申し込んでくる。直前になって、試合は少年競技では禁止されている危険な形式「パワーサバイバル」で行うと告げられる。 ■第12話「永遠電車」地区大会の前日。東京のプロチームの選手・白戸川からHDを支援したいという申し出がある。だがそれは浅田が仕組んだ罠で、白戸川に会うため本土へ渡った末田は真洲市に戻れなくなってしまう。それを知った芦原は… ■第13話「垂直旅行」そして地区大会の日。5人は立ちふさがるパワークマンを跳ねのけて試合会場に突入する。大観衆の前で暴力的なことはできまいと高を括っていた彼らだったが、会場には恐るべき珍兵器が待ち受けていた。 第1部はスポーツチームをめぐって話が進むのだが、その割に試合の場面は数えるほどしかなく、アクションシーンの大半は市街での乱戦である。 |
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第2部 地に叛そむくもの■第14話「人工地獄」捕えられた5人はナラカと呼ばれる謎の矯正施設に収容され、軍隊式のパワーク訓練を通じて上位者への服従を叩き込まれる。反抗的な末田は訓練時の攻撃の的にされてしまう。 ■第15話「雷鳴の頚飾り」反抗的な態度を改めない末田に厳しい懲罰が加えられる。屈したふりをして逃れようとするが、服従度を試すためアスレチック風訓練の最中に元HDメンバーに危害を加えるよう命じられる。 ■第16話「幸福な物質」当初は他の入所者から避けられていた末田だったが、集団生活の中で新しい仲間もできてくる。 ある時、電波気味の入所者が「ここの水道水には俺たちを従順にするための薬が混ぜられている」と言い出す。その真相は… ■第17話「正確な曖昧」夜中にパワークを盗み出して教官を襲う計画が持ち上がり、末田も参加する。だが実行する段になって矛先は別の方向へ向かってしまう。自分たちの心理が巧妙に操作されているのではないかと末田は感じる。 ■第18話「迷宮図法」末田ら数名が脱走を図る。ナラカの上層に位置する工場区域に逃げ込んだ彼らに、工場の自動機械群が襲いかかる。どこまで逃げても果てしなく工場が続き、結局力尽きて捕えられる。 ■第19話「幻野の渇き」約1カ月半後。一部の入所者は人工島の下層部とは思えない広大な空間に移送され、そこに割拠する5つのチーム、地軍・水軍・火軍・風軍・空軍に振り分けられる。チームは互いに抗争状態にあり、優秀な戦績を挙げればそれだけ出所の可能性が高くなるという。 ■第20話「亜鉛風景」常に不足気味の生活物資をチーム同士で(そしてチーム内でも)奪い合う殺伐とした日々が続く。 ある日偵察に出た ■第21話「餓鬼前後」戦闘は日ごとに激しく危険なものになってくる。入所者は正常な判断力を失い、戦いに没入していく。 火軍の一員となっていた八綱は、全チームが団結すれば教官を倒しナラカから脱出することも可能だと周囲に説いて回るが、勝つことに囚われた入所者たちは聞く耳を持たない。戦闘中に末田に接触し計画を伝えるが彼の反応も同じだった。 ■第22話「灼熱の氷河」人工的な異常気象が多発し入所者たちの疲弊はいや増す。 ■第23話「霾 ばい」人工的な天変地異が続発し入所者たちをさらにさいなむ。 そんな中、地軍が最上位のチーム・空軍と激突。空軍の謎めいた闘士の正体は、同じようにのし上がってきた歌原だった。 ■第24話「みじめな奇蹟」地軍は圧倒的優位を勝ち取り、戦功により末田は次のリーダーと目されるようになる。だが突然メンバーの入れ替えが通達され、末田は最下位のチーム・水軍に移されてしまう。彼は再びのし上がるべく戦闘意欲を燃やし、昨日まで仲間だった地軍メンバーを容赦なくたたく。水軍の一員となっていた庄野は彼の変わりように驚き、正気に戻そうとする。 ■第25話「笑う椅子」脱走を決意した末田は、数人の賛同者とともに戦闘を離脱して施設長の居室に侵入し、「地上」への脱出方法を聞き出すことに成功する。異変に気づいた教官たちが駆けつけてくるが、彼はなおも施設長に詰め寄り、入所者同士を戦わせる理由を問いただす。 ■第26話「奈落転々」約50名が脱走を敢行。上層を目指してせまい抜け穴をくぐり、巨大な壁面をよじ登り、天井に貼りついて進んでいくが、姿を見せない追手の手にかかり1人また1人と脱落していく。 30名ほどが施設長の言う「中継地点」に到達する。そこはパワークマンを養成する研修所だった。 ■第27話「暗愚唱歌」脱走者たちは研修社員になりすまし、不条理な訓練を受けながら脱出の機会を待つ。 一部の社員が実地研修を受けに行くと聞き、「地上」へ行くものと思って社員の乗るバスに潜り込む。だが実地研修とはナラカの教官を勤めることであり、そのバスはナラカへ向かっていた。 第2部はリアリティを無視した展開で、ストーリー全体から浮いてるような気もする。 アクション漫画のパターンで、限定された場所(学校・少年院など)が無法地帯と化していてそこに送り込まれた主人公が戦う、というのが好きで、そういうのをやりたかったのだ。望月三起也の『四つ葉のマック』、神矢みのるの『ボンバー弾』、あと『マッドコマンダー』『Gボーイ』『バンデッド牙』……誰も知らんか。 第3部 静かなる暴風■第28話「家庭教訓劇怨恨猥雑篇」テレビのワイドショーでパワーク非行の問題を取り上げる、という趣向で第1部のストーリーを振り返る(いわゆる総集編)。 加えて「フラッターノーゼス壊滅」「地区大会でナイトフォークス優勝」「白戸川が真洲市のチームに移籍」「パワークマンが準公務員扱いとなり、市からパワークの安全対策を委任される」といったニュースが紹介される。 ■第29話「ドアの断崖」脱走者たち(30名弱)はようやく「地上」の街に戻ってくる。 彼らがナラカにいる間に市のパワーク統制事業は着々と進み、パワークマンが一般市民を監視し時には拘束するという事態になっている。脱走者の家族を含め市民の大多数はすっかりそれに順応しており、末田の両親は3カ月ぶりに帰って来た息子をパワークマンに引き渡そうとする。 |
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■第30話「微笑の沼」市内に潜伏する凶暴な脱走者から市民を守る、との名分を得てパワークマンはパトロール活動を強化。脱走者はナラキーと呼ばれ、人々の恐怖と侮蔑の的となる。 パワーク所有者による自警団が結成され、パワークマンの手足となって「ナラキー狩り」に狂奔する。その中には富士浦の姿も。彼の真意は…? 芦原をはじめパワーククラブの少年たちも少年自警団としてパトロールに駆り出される。かつてHDのメンバーだったため蔑まれていた品坂は末田を発見し追い詰めるが… ■第31話「触手ある都会」パワークを使用する様々な業種がパワーク部隊を組織しナラキー狩りに参入。飲食業者軍団の先兵・ピザ宅配パワークが末田たちを追い回す。反撃すると「ナラキーが食料を奪うため善良な市民を襲った」と報道されてしまう。 ■第32話「暴徒甘受」パワークマンは市民の食料購入量の変化を密かに調査しナラキーを匿う家を特定しようとする。たまたま大勢の親戚が泊まりに来ていた家が間違って標的にされ、自警団に蹂躙される。被害にあった家の住人は怒りの矛先をナラキーに向ける。 居住区の階層構造の隙間に設けられた配管スペース。そこに隠れた末田たちを電気・ガス・水道業者軍団の電撃・火炎・放水攻撃が襲う。 ■第33話「堕ちよ少年」スポーツ大会全国大会が近づき、その会場となるアクシャパータがオープンする。市は対外的にはパワーク非行集団の問題は解決済みと説明してきたため、市外から多くの人が訪れる大会の前にナラキーを排除しようと厳戒体制を敷く。 ナラキー狩りに消極的な芦原はナイトフォークス主将の座を里谷に奪われ、大会の出場メンバーからも外されてしまう。 巨大モニュメントの内部に潜んだ末田たちに建設業者軍団の鉄球が迫る。 ■第34話「背理の魚」行き場をなくした脱走社たち(この時点で20人ぐらい)は水中用パワークを手に入れ本土へ逃れようとするが、島の周囲を固める漁業メカに行く手を阻まれ断念。もはや投降するしかないという意見も出始める。 翌日。些細な理由でパワークマンに連行されナラカに送られようとしていた少年たち(30人ぐらい)を助け出し、仲間に加える。彼らは市と戦い抜く決意を固め、再び「HD」の名を掲げる。 ■第35話「感覚の擲弾 てきだん」全国大会の初日。末田たちは他地区の選手団に紛れて会場に潜入し、過激なパフォーマンスを行ってHDの健在を誇示する。素早く姿をくらまそうとする彼らの前に、白戸川ら来賓のプロ選手が立ちはだかる。白戸川に恨みを抱く末田は… ■第36話「無為の設計」娯楽施設クリダスターナがオープンする。夜はほとんど無人になることに目を付け、その内部に潜伏するHD。だがある夜、謎の集団による謎の集会が開かれる。 その頃、彼らの居場所をつきとめたパワークマンは清掃業者軍団を招集し… ■第37話「野心ある花」不穏分子として排撃された者や新たにナラカから脱走してきた者が加わり、新生HDは総勢100名近くに膨れ上がる。 ナイトフォークスは全国大会優勝を果たす。市はその人気に乗じ、里谷と鳥畑をイメージキャラクターに据えてパワーク健全化キャンペーンを展開、自警団活動を称揚する。鳥畑は活動に疑問を抱きながらも広告塔に徹する。 捕らえられた仲間がキャンペーン会場でリンチされると知り、救出に向かう末田たち。そこにはイベント業者軍団の罠が設営されていた。 ■第38話「子供の恐怖」里谷は少年自警団を率い、気にくわない大人を吊るし上げるなど横暴の限りを尽くす。 ナラキー狩りへの協力者は急速に増えていくが成果は一向に上がらない。実はHDメンバーは少年自警団員を装って街に出没していた。末田は里谷たちに変装を見破られ、一戦交える。 |
  真洲市該略図 ![]()
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■第39話「陥穽への逃走」その日の早朝、パワークマンはローラー作戦を開始。協力者を一挙に動員し市内をしらみつぶしに調べ始める。HDの半数近くが捕らえられ、逃げのびた者は市の南端に位置する建造中のブロック・わし区へと追いやられていく。夕刻、わし区の境界が封鎖され、一旦攻撃が止む。 第3部は「社会を敵に回す」という状況を文字通りに具現化させようと思ったのだ。具体的には街じゅうの人がロボットで攻撃してくるということだ。毎回異なる業者の軍団を登場させるつもりが、「街なかに大勢いて」「メカを使う」ような仕事をそんなに思いつかなかった。 第4部 燃ゆる大地■第40話「抽象の城」HDはわし区の市民ホールに集合し、つかの間の休息を得る。だがホールの壁面テレビからはHDを断罪する東橋の弁舌(報道番組)が鳴り渡り、心は安らげない。 翌日、パワークマンのわし区への進撃が開始される。マスコミは先発隊長の浅田をヒーローに仕立て上げる一方、HDへの憎悪をあおり立てる。連日華々しく報道されるパワークマンの活躍に市民は喝采を送る。 ■第41話「卵の降る街」押され気味のHDは、建設中の巨大ショッピングモール〈サルバースタ〉に居を移し、分散してゲリラ戦を展開。これに手を焼いたパワークマンはモール内に無数のカプセルをばらまく──それは最新鋭の防犯グッズだった。カプセルから跳び出したメカ昆虫が団員を追撃。別のカプセルからはゼラチン状の物質が流れ出して団員をからめとり、膨張して押し潰そうとする。 |
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■第42話「頭脳の塔」HD(約70人)は、わし区の中央にそびえ立つハイテクビル〈ピピーリカプタ〉を占拠し、自動清掃装置などの設備を駆使してパワークマンを撃退。また、ビル内の通信機器を使って現況を市外に伝えようとする。 ■第43話「分裂機械」末田の両親をはじめ団員の家族がビルの前で投降を呼びかける。市は甘言と偽情報を弄して揺さぶりをかける。度重なる戦闘の疲れと先行きの不安から団員は現状への不満を募らせていく。 味方のパワークが戦闘中に外部から操作され、何度か危機に陥る。どうやら仲間の中にスパイがいて機体に細工したらしい。末田は八綱の反対を押し切りスパイ狩りを強行するが… ■第44話「熱ある方位」団員の中に反末田派が形成され、不穏な空気が流れる。 ピピーリカプタ一帯の地下排熱管(ヒートアイランド現象を緩和する)がふさがれ、団員は暑さに苦しむ。パワークマンが待ち伏せると知りつつも末田ら数人が修理に向かう。苦闘の末作業を終えた彼らがビルに戻ってみると… ■第45話「射撃祭」パワークマンの一斉攻撃によりHDは残らず捕縛され、あるいは投降する。パワークから引きずり降ろされ、うなだれて連行される末田たち… それは市が捏造した虚偽の映像だった。市は問題は解決したとしてマスコミを引き上げさせ、特殊な工事のためという名目でわし区を真洲島から切り離す。市が自分たちを殲滅するつもりだと気づいた団員の間に動揺が広がる。 軍事用パワークを駆るパワークマン特別防犯部隊が投入される。少年自警団も軍事用パワークを与えられ、嬉々として戦闘に参加する。 ■第46話「朦朧空間」ピピーリカプタを攻略されたHDは新たな隠れ家を求めて無人の高級住宅街をさまよう。なるべく建物を壊すなとの命令を無視し防犯部隊は街に砲弾の雨を降らせる。歌原ら別動隊が敵の背後を突こうとするが… ■第47話「したたる太陽」わし区の下層部には外界と隔絶した人工リゾートエリア〈スバルガ〉があり、その位置はマナスファミリーのトップしか知らないという。庄野はナラカでの経験をもとに下層部を探索し、スバルガへの通路を発見する。 ■第48話「懶惰 らんだ の時計」スバルガの万全な生活設備と警備システムのお陰でHD(約30人)は一時の安息を得る。だがそこでの生活が長引くにつれ、心身に原因不明の変調を来たし始める。 一方その頃市内では、自警団の行動がエスカレートし…
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