ルーター

 

ハンガーデモンズ

元々はスポーツチーム名だが、ここでは市当局に追われる少年たちの集団。

歌原

本作のヒロイン。

宇宙開発用の実験機。宇宙船の積載スペースを考慮したコンパクトな設計になっている。

折り畳まれた手足を展開して三次元的に自在な動きができる。ただしこの形態は無重力・低重力の環境を前提にしたもので、地球上では安定性に欠ける。

図の機体は航空会社・マナスウィングのもので、近日完成予定の商業ビル〈ピピーリカプタ〉の一角にある同社オフィスに展示用として運び込まれていた。その後ハンガーデモンズが同ビルを占拠した際に彼らの手に渡り、歌原の新たな乗機となった。(塗装し直す余裕がなかったので色とマークはそのまま)

 

パワークシリーズのフォーマットでできるだけ人間に近いシルエットを目指したデザインです。

以前の目標「ヒーローメカらしく」ではなく「人間に近い」とはどういう意味かというと、操縦者が頭上にはみ出ていたり操縦者を覆うため背中が膨れていたりするのをなしにして、よりスッキリした形にしようということです。

これまでに描いた操縦者が隠れるタイプの機体は「コクピットを完全な密閉型にする」という縛りを設けていためどうしても肥満気味になってしまったのですが、今回はそのような制約を取り払い、装甲の一部を省くことでウエストを細く絞っています。

もう一つ、これまでに描いた「コクピットがロボットの脚の位置にまで達している」タイプの機体は腿と膝がつながっていなかったりして、脚を動かすとプロポーションが崩れてしまう疑いが濃厚でした。このルーターは大腿部が細かいパーツに分かれていて、脚を動した時にそのパーツが微妙にずれることで滑らかな人型を保つようになっています。なぜそんな細かい可動部があるのかという理由づけとして、脚が変形してマニピュレーターになる設定にしました。