ジャンブカ

謎の矯正施設〈ナラカ〉の教官が教練の指導に使用する機種。 

パワー重視の重量級モデルで、入所者の乗るゴーに比べて圧倒的に強い。

貧相なゴーに対して見た目も重厚で、入所者たちに心理的圧迫を与えている。

元々はパワークマン用機種・シュバンの後継機として開発が進められていたもの。パワーク事故の処理にあたることもあるとはいえ、(建前上は)家電メーカーの巡回サービス員に過ぎないパワークマンに過度に強力なメカを持たせることは市民に不要な反発や警戒心を抱かせかねない、との判断から採用は見送られた。

一方警備会社や警察への売り込みは好感触を得ており、すでに生産段階に入っていた──にもかかわらず、この不採用決定のあおりを受けてジャンブカの発売は中止され、完成済みの数十台はお蔵入りとなってしまう。それがナラカの教官用という「日陰仕事」に回されることになったのである。

しかしながら、パワーク犯罪の増加・凶悪化が懸案となりつつある昨今、パワークマンにも犯罪への対処を期待する声が高まっており、そのためにはもっと強力な乗機が必要との意見も聞かれる。市街に立つジャンブカの雄姿が見られる日も近いのかもしれない。

 

■バリエーション

パワークマン