ガウラカラ

不動産会社・マナス地所は、真洲市の南端に位置する1区画〈わし区〉の1/4に及ぶ土地(100ha)を取得。そこに高級住宅街〈郷風来(ごうぷら)タウン〉を展開する大規模計画に着手した。

生活施設・防犯防災対策を充実させたハイクラスな住環境の構築を進める同社は、セキュリティサービスの1つとして同タウン内専門の民間消防会社〈ニルバ〉を設立。その最大の売りは新開発の消防メカ・ガウラカラの導入である。

宇宙開発用に研究されていた機体を転用したもので、軽量にして頑健・大出力、完全気密コクピットという高スペックを誇る。

外装の一部が軟質素材でこの部分が操縦者の姿勢に合わせて動くため、狭いコクピットながら圧迫感が抑えられている。

この最新鋭機を街の各ポイントに常駐させることで同タウンは域内の万全な防火安全体制をアピールしている。ただし全てのポイントに消防要員が常駐するわけではないので、いざという時の対応には疑問が残る。

 

腿と膝がつながっていないタイプの機体をいくつか描いてきましたが、膝周りのデザインがごちゃごちゃしてしまうのが難点でした。

そこで発想を切り替えて、ルーターとは逆に、脚を動かすとプロポーションが崩れてしまう問題を全く気にせず立ちポーズの時だけ様になっていればいい、という方針で膝周りをすっきりさせてみました。