真洲市市と本土の間、及び同市内を走るモノレール。
〈パワーデックス〉とは、マナス電子社が開発したマスタースレイブ式の産業用ロボットアームである。
操縦者の微妙な指使いをも正確に拡大トレースすることができるとされ、高度な職人技を要する作業に導入されている。
一度トレースしたパターンを記憶して「経験の浅い作業員が大まかな動きをなぞるだけで熟練者の妙技を再現する」といった用法も可能である。
また、マスタースレイブの動作とプログラムによる動作を組み合わせ、操縦者が手動で開始位置を指示し、あとは自動で複雑な作業を施すといった用法もある。
「〈パワーデックス〉を組み込んだパワーク」というコンセプトのもと開発されたのがこのアストリンである。操縦者は通常時は両手とも機体の頭部にあるレバーを握り、特殊作業時には右手を操作グローブに差し入れて〈パワーデックス〉を操る。
アストリンの登場によって、それまでは工場内で台座に据え付けられていた〈パワーデックス〉を様々な作業現場に持ち込むことが可能となり、用途の幅が大いに広がった。
図の機体はモノレール会社・マナラインのもので、主として駅構内で案内板を書くのに用いられている。時にはラッピング車両の塗装という仕事もこなす。
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左利き用 |
マナス建設 (建設会社) 路面に標識や文字を描く。 |
マナスビジュアル (広告・イベント会社) 看板やシャッターアート等屋外広告のほか、書道パフォーマンス・壁画などの芸術活動、マジック・大道芸などの演芸活動に使われている。 |
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