トキシカム

 

ベインシステム

地下に張り巡らされたエネルギー供給装置。

リトス

舞台となる惑星。

ベインシステム埋設工事に向けた地質調査が行われていた辺境地帯で、火山灰に埋もれた古代都市遺構が発見され、リトス文明の起源に迫る考古学史上最大級の発見として注目を浴びた。だが建築物の上に堆積した火山灰層の中にも大小の遺物が散らばっているため大型メカによる大規模な掘削ができず、発掘調査は遅々として進まなかった。

そこで無数の無人メカを遺跡全域に布置し、遺物を選り分けつつ一斉に掘り下げていくという方法が考案された。そのために開発されたのが遺跡発掘メカ・トキシカムである。

6本の腕にツルハシ、ブラシなど様々な発掘用ツールを備え、効率的に、かつ遺物を傷つけないよう慎重に発掘作業を行うことができる。

足首にもセンサーとマニュピレーターが取りつけられ、移動中・掘削中に足元に遺物が露出していた場合に、いち早く拾い上げて保護できるようになっている。

足の甲は立体スキャナーになっており、ここに採掘した遺物を置いてデータを取る。

大腿部には引き出し式のトレーがあり、小さめ採取物を収納できる。