レイバム

 

ベインシステム

地下に張り巡らされたエネルギー供給装置。

地中に潜む(地下施設に侵入した、あるいに地中を掘り進む)敵を地上から攻撃するメカ。主に都市警備隊に配備されている。

つま先の〈グレーブガン〉は、トンネル掘削用グレーブラムを小型化したもので、あらゆる物体を分解する武器である。これにより地面から地中の敵メカにまで達する穴を貫通させ、攻撃を加えるのである。

穴の大きさにもよるが掘り進むのにある程度時間がかかるので、目標の動きを予測しつつ精密に照射を行う必要がある。

 

都市部の地下には地下街・地下鉄・水道管など様々な設備が錯綜しており、攻撃の際にはそれらを極力破壊しないよう、穴の大きさを最小限にとどめることが求められる。※註

●攻撃パターン その①

敵メカに向けて直径10cm程の穴を掘り進め、そのまま直接グレーブガンを浴びせる。最も効果的だが施設への被害も大きい。

●その②

直径1mm程の穴を開けた上で、カカトのスタンビーム砲を浴びせて敵メカ(あるいは人)の動きを封じる。あとは地下へ踏み込んだ別働隊に任せる。

●その③

敵が地下に造ったアジトやトンネルを急襲するといった場合でも、不測の事故を避けるためグレーブガンを撃ちまくるような真似はしない。その場合は直径50cm程の穴を開け、遠隔操作式のマニュピレーターを送り込む。マニュピレーターの中央の指は対メカ用スタンガンになっている。

 

●その④

突撃モード

仰臥姿勢をとってグレーブガンを水平に構え、壁やバリケードを突き破る。コクピットは肩アーマーで防護する。

最も重要な地下設備とされるベインシステムについては、一般の設備より一段深い層に埋設されているなど特別な条件下にあるのだが、ここでは詳述しない。