ラメンタムサルフュレータム

惑星全土を余すところなく支配下に収めんとする（＝ベインシステムを設置しようとする）リトス統一政府にとって残された最後の未征服地──それは太古に栄えた先史文明の中心地・ルイナス台地である。

見た目は縦横10kmほどの岩山地帯だが、実は台地自体が古代人が築いた巨大建造物であり、内部には広大な立体都市遺構が広がっている。

ベインシステム設置ための測量調査を行うべく過去に幾度となく調査隊が送り込まれたが、いずれも遺跡を住みかとする獣人（古代文明の末裔ともいわれる）の攻撃を受け撤退を余儀なくされた。

政府は遺跡を破壊してでも調査を完遂する方針を固め、特殊部隊の選抜メンバーからなる新たな武装測量チームを編成した。その主戦力となったのが強行調査メカ・ラメンタムサルフュレータムである。

左手・両つま先・腹部に収納された浮遊観測ボールを四方に放ち、広範囲の地勢データを収集する。

頭部には全周カメラ（この位置にカメラを置くためコクピットは腰部に）。

右肩の複合センサーは周囲を観測するとともに、観測ボールの位置を把握し操作する。

左肩にはレーザー測量器。

遺跡建造物を突き崩しつつ前進することを想定し、右腕にドリル、左腕にエアハンマーを装着している。

背後の半透明シールドは自動的に横・前に回りこみ、獣人による奇襲（石、槍などを投げつける）に対処する。

左腕に収納された黄色い球は観測ボールではなく対人用武器「スタンボール」である。

他の兵装としては、レーザー測量器をレーザーガンとして用いることもできる。