ミニアム

 

ベインシステム

地下に張り巡らされたエネルギー供給装置。あらゆるメカはそこから動力を得て稼動している。

首都フロスフェリの地下公共設備に隠れ住む浮浪児集団が、あり合わせのパーツ(1人1点ずつ拾うか盗んできたのだとか)を組み上げて造った手製キャリアタイド

せまい環境に合わせて…というよりパーツが足りないせいで、通常の3分の2ほどの小ぶりな機体になっている。性能は著しく低い。

不法居住者である浮浪児たちはベインシステムからのエネルギー供給を享受できずメカ類を自由に使うことができない。だがこのミニアムは「近くの大型機械からエネルギーをかすめ取る」装置を内蔵しており、地下設備の中でなら問題なく活動可能なのだ。

件の装置は極めて高度な(かつ違法な)技術の産物でありその辺に転がっているような物とは思えないのだが、今となっては入手の経緯は判然としない。