ダプラム

アホウドリ密猟メカ。

密猟者は山林に身を潜め、頭上を獲物が通るのを待ち構える。チャンスと見るや機体全体を高く伸ばして飛行中のアホウドリを手づかみ(メカの)で捕らえる。アホウドリは飛行速度が遅く警戒心が弱いので比較的容易に捕獲できる。

この猟法はかなりの設備投資(違法なメカの購入)を必要とするのだが、網や罠や銃を用いるのに比べて痕跡を残さず発覚しにくいとされる。

メカの手足を伸縮させるには巻き取り式のフレキシブルなアームを使う例が多いが、本機の場合は瞬時に伸縮を完了する必要から多関節の折り畳み機構を採用している。

複雑な機構を抱え込んだ代償としてボリュームも重量もかさみ、その上手足の運動が妨げられるため普段の動きは鈍重である。