ビューティラム

 

アクロテリオン

飛行メカ。

コーニス

リング型飛行装置。

反政府ゲリラが使う空戦メカ。

中古のアクロテリオンからはぎ取ったコーニスを中古の作業キャリアタイドに取りつけただけの低コストな機体である。

低出力のリングでの飛行を可能にするため、余分なパーツを取り払い極端な軽量化が図られている。唯一の武装である浮遊機雷を射出するのにも、カタパルトの類を設けずコーニスの回転を利用するという徹底ぶりである。

そんなスクラップまがいの機体が政府軍の最新鋭メカと渡り合えているのは、機雷投擲の際の操縦者の“名人芸”によるところが大きい。3本の腕から次々と放たれる機雷は手首のスナップと微妙な指さばきによって変幻自在の軌道を描き、敵メカにまといつくかのような動きを見せる。敵操縦者が機雷に追尾機能があると錯覚するほどである。