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三姉妹の長女ルーバはロシア民謡の歌手です。その彼女が歌うのが、この映画のテーマ曲ともいうべきこの歌。この歌のモチーフが、様々なアレンジで各登場人物のテーマとして流れてきます。歌はルーバを演じたサビーヌ・アゼマではなく、SVETLANA
DE LOUTHEK(・・・読めん)の吹き替え。(17)、(21)、(23)も同様です。 |
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18世紀のフランスのキャロル。英題は「HE IS
BORN, THE HOLY CHILD」。この曲は三姉妹の父親スタニスラス(クロード・リッシュ)が退院後、ブティックから新調の洋服に着替え、キメて出て来るシーンで少しだけ流れます。 |
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スタニスラスのテーマ曲として流れるこの曲は(1)のバリエーションです。IVRY
GITLIS(・・・知らん)のバイオリンがフィーチャーされています。<□△×の思い出>と、登場人物のテーマのように出てくるこれらの曲は、それぞれがクリスマスの思い出をモノローグのような形で喋ったり、あるいはクリスマスの出来事を語り合ってる場面で使用されます。 |
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心なしか曲の頭は(1)のモチーフに譜割りが似ていますが、この映画の中のもう一つのメロディーで、このバリエーションも登場します。ルーバと妻子持ちのジルベール(ジャン=ピエール・ダルッサン)の不倫のシーンや、妊娠した事に悩むルーバのシーンで使われます。 |
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ディーン・マーチンが'66年にリプリーズ・レーベルで作ったクリスマスアルバムに収録された音源です。'59年にはキャピトルからもクリスマスアルバムを出していますが、こちらはむしろウィンターアルバムと呼ぶべき選曲で、リプリーズ盤とは殆ど曲がダブっていません。このハートウォーミングな曲を、スカして色男風に歌っているのが、如何にもこの人らしい仕上がりです。上記のクレジットでは'98年の表記がありますが、この年にEMIから出たクリスマス編集CDでは、キャピトルとリプリーズ(ワーナー系)の音源が混在していましたので、その辺の権利の関係だろうと思われます。この曲は、不倫のシーンや家庭不和のシーンに被って使われ、やや不真面目なこのバージョンがピッタリで笑ってしまいますが、登場人物がお互いの本音やダメさ加減を吐き出した後、エンドロールで再度流れるこの曲は、何故か妙にシミジミと胸に響いてきます。 |
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(1)のモチーフを用いた、スタニスラスの家の別棟の下宿人ジョセフ(クリストファー・トンプソン)のテーマ曲で、これはオーボエ?か何か木管によるソロのアレンジです。 |
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これはルグランが書いたこのCDの収録曲としては、唯一独立したメロディーの曲です。 |
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ルグランのアレンジによる「ジングル・ベル」です。映画はこの曲とともに始まります。 |
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(1)のモチーフを用いた、三姉妹の次女ソニア(エマニュエル・ベアール)のテーマ曲は、フルートのソロによるアレンジです。 |
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これは(4)のバリエーション。トロンボーンのソロによる演奏です。 |
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ジョセフのテーマ曲として再度流れるのは、バリトンサックスのソロによる別バージョンです。 |
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「ホワイト・クリスマス」のフランス語バージョン。これはフランスのオペラ歌手ルイス・マリアーノの録音ですが、時期は不明です。この人は40年代半ばから50年代にかけて、フランスで数多くのオペレッタ映画にも出演しました。1970年没。 |
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これもまた(1)のモチーフのバリエーション。今度はピアノをフィーチャーしたアレンジです。 |
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賛美歌106番として有名な「ANGELS WE HAVE HEARD
ON HIGH」。邦題は「あらののはてに」。但し、どこで使われたかが思い出せません、すいません。 |
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(1)のモチーフを用いたイヴェット(フランソワーズ・ファビアン)のテーマ曲は、ギターをフィーチャーしたアレンジです。 |
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(5)同様、ディーン・マーチンの'66年リプリーズ・レーベルでのクリスマスアルバムに収録されました。 |
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ルーバが歌うロシア民謡。ルーバは劇中、このCD収録曲以外に
"Le Temps des Fleurs"「悲しき天使」
"Otchi Tchornia"「黒い瞳」
の2曲を歌います。楽団による"Kalinka"「カリンカ」の演奏もあります。 |
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(1)のモチーフによるミラ(シャルロット・ゲンスブール)のテーマ曲は、コントラバスのピッキング?弦楽によるアレンジになっています。 |
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これはクリスマスソングではなく、オランダのブルース歌手オスカー・ベントンが'73年に出した曲。フランスでは'81年にアラン・ドロンが監督・主演した『危険なささやき』に使用され、公開当時ヒットしたようです。ミラとジョセフが部屋で話すシーンでラジオから流れてきます。 |
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ルーバとジルベールの会話のシーンで流れる曲で、これもまた(1)のモチーフを使用。タイトルは「メリー・クリスマス、ジルベール」の意味です。 |
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終盤ルーバによって歌われる曲で、これも古いロシア民謡のようですが詳細は不明です。 |
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これもミラのテーマ曲として流れますが、(1)のモチーフがここではオーケストラバージョンになります。「ミラの視線」というタイトルになっていますが、これはクリスマスの会話とは関係のない、病院で窓越しにジョセフとルーバの会話を見つめるシーンで使用されます。 |
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(1)の曲のリプライズバージョンのような形でCDの最後に収録されていますが、映画の中で使用されるのはこちらのバージョンのようです。(1)は完成形としての収録ということでしょうか。 |