Release date: 11/18/2006
Country: JPN
Label: U-WATCH
   
  /ビクターエンタテインメント
Catalog#: VICP-63630
Guest Artists:

Track Listing:
1 オーヴァーチュア
/ファースト・ノエル
2 天なる神には
3 クリスマスに泣く子なんて
4 エヴリデイ・ウィル・ビー・ライク・ア・ホリデイ
5 ホーム・フォー・クリスマス
6 今宵はクリスマス
7 チルドレン・ゴー・ホエア・アイ・センド・ジー
8 御子は生まれましぬ
9 ザ・クリスマス・ソング
10 ジングル・ベル・ロック
11 オー・ホーリー・ナイト
12 ワン・オン・ワン(Live)

 アメリカでは10月初めに出ていましたが、一般流通ラインにはのっていなかったようで入手方法が分からず、国内盤発売まで待って購入しました。 当初曲目やパッケージの形態を聞いたときには、簡素なというか、「小品」っぽい作りのイメージを抱いていましたが、実際に聴いてみると「序曲」から始まったり、各曲も5分前後となかなか力が入ってしまっているので、こちらが勝手に想像していたのとは違う仕上がりでした。

 しっかり作ってくれているのですから、オーバー・プロデュースではないかなどと文句をいうのは罰が当たりそうですけど、例えばウィリアム・ベルのカヴァー[4]なんてのは、キーもオリジナルそのままでいけるでしょうし、ダリル・ホールが素直に歌えばもっともっとよくなると思っていたので、少々見込みが外れたというのが正直なところ。もっともこのアレンジは、ウィリアム・ベルというよりもスウィート・インスピレーションズのカヴァーっぽいですが。オリジナルは[3][5]の2曲。80年代のMTVなどでよく流れていた[10]は、今回のための再録ヴァージョンで、こちらの方がボビー・ヘルムスのオリジナルに近いテンポになっています。

 最後の[11]のあとに、日本盤ボーナストラックとして、ライヴ・ヴァージョンの[12]が入っていますが、発売前は勝手にこのアルバムのことを(収録時間も含めて)「小品」と思っていたこともあって、そんな無理矢理時間を延ばして値段高くするような真似をするぐらいなら、「ジングルベル・ロック」の旧ヴァージョンでもボーナス収録すればいいのに、と腹をたてていましたけど、そんなことをすれば、この作りではかえってアルバムを壊してしまったでしょう。むしろ個人的には、意外にもこのボーナストラックが最後に入っていてことで、ほっとした気分にもなりました。(2006.12.24)

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