Release date: 10/25/2006
Country: JPN
Label: BMG JAPAN
Catalog#: BVCR-17046
Guest Artists:

Track Listing:
1 Kent Merry
2 Merry Christmas Baby
3 Winter Wonderland
4 Blue Christmas
5 Run Rudolph Run
6 Christmas Day
7 Snowman
8 Crying Christmas
9 Ghost Riders In The Sky

 ニートビーツのクリスマスアルバムは、オリジナル4曲([1][2][7][8])にカヴァー5曲(うちインスト1曲)、計29分足らずという構成。オリジナルでは[7]がなかなか。しかし、やや無理矢理なアレンジの[3]もそうですが、チャック・ベリーの[5]などカヴァーがみな今イチなのは残念。そして、それよりも困るのが詞・曲のクレジット。カヴァー曲のクレジットはこう掲載されています。
 
WINTER WONDERLAND
      
(SMITH RICHARD B DICK / BERNERD FELIX)
 
BLUE CHRISTMAS (BILL HAYES / JAY W. JOHNSON)
 
RUN RUDOLPH RUN (BROADIE MARVIN LEE / MARKS JOHN D)
 
CHRISTMAS DAY (BRIAN DOUGLAS WILSON)
 
GHOST RIDERS IN THE SKY (STAN JONES)

 [3]をJASRACで検索すると、確かに上記のような表記で名前が出てきますが、この曲のクレジットは普通なら「DICK SMITH/FELIX BERNARD」でしょう。[5]も同様で、普通は「JOHN MARKS/MARVIN LEE BROADIE」です。[4]はメンバーがエルヴィスのCDでも持っていてくれたのか、さすがに「HAYES BILLY/JOHNSON JAY W」とはなっていませんでしたが、一般的な知名度からしても「BRIAN WILSON」の表記で充分であろう、ビーチ・ボーイズの[6]のクレジット(これも幸いWILSON BRIAN DOUGLASにされずにすみました)を、わざわざミドルネーム入りにしてるのは、特別ブライアンを敬愛してるから…とも思えません。こうやって考えると、[9]のクレジットが「JONES STAN」にされなかったことは奇蹟に近いと言えます(誰かがディック・デイルのCDでも持ってたんでしょうか?)。
 趣味の問題といえばそれまででしょうけど、ラストに入ったインストの[9]も、途中で「ジングル・ベル」を挟んだアレンジとはいえ、5分以上ってのはえらく長く感じます。先のクレジットのような手抜き(あえてこう書きます)があると、こういうことだって、1800円や2000円のミニアルバムではなく、2500円のフルアルバムにするために、尺合わせでだらだらと長くしたんじゃないかなどと、邪推をされかねません。(2006.12.23)

xmas_back_01q.gif