Release date: 11/17/2003
Country: UK
Label: EMI
Catalog#: 7243 5 93499 2 3
Guest Artists:
Helmut Lotti (#5)

Track Listing:
1 Have Yourself A Merry Little Christmas
2 Winter Wonderland
3 Walking In The Air
4 Little Town
5 Mary's Boy Child
6 Christmas Is Quie
7 Let It Snow
8 Saviour's Day
9 White Christmas
10 Silent Night
11 Santa's List
12 Mistletoe And Wine
13 When A Child Is Born
14 Come To Us
15 The Christmas Song
16 We Should Be Together
17 The Millennium Prayer

 '91年の『Together』以来、久々のクリフ・リチャードのクリスマスアルバムが出ました。 ちなみに日本では当時この『Together』の他に、4曲入りのミニアルバム『クリフ・リチャードのクリスマスがいっぱい』という、馬鹿 にしてるのかお前は、と言いたくなるようなタイトルのものも出ていましたが、今回もめでたく日本盤が発売されることになりました。が、しかし、残念にもコピーコントロール盤です。それにもまして残念なのは、今回聴いたこのUK盤もコピーコントロール盤なのですね。CCCDはメーカーも言っているように、再生保証のない 「CD」とは違うものなので購入意欲が湧かず、この欄で取り上げるのも やめようと思っていたのですが、これは店頭で1枚丸ごと試聴してしまっ たので載せることにしました(しかし、このままだと「CD」レビューというのは来期から廃止になるかも)。
 今回のアルバムは全くの新作ではなく、新録音と既発曲のミックスになっており、新録音は[2][3][5]〜[7][11][13][14]の8曲、その他は'88年の シングル[12]、'90年のシングル[8]、'91年のアルバムから[1][4][9][10] [15][16]、何かと話題にもなった'99年のシングル[17]、という構成です。新録音の[11]は、大ヒットシングルとなった[8]を書いたクリス・イートンの作で、このアルバムからシングルカットされます。しかしそれよりも、クールなミディアムテンポにアレンジした[3]やしっとりとした[13]の出来が光っています。
 リズムアレンジにした[1][15]あたりは、下手なポップシンガー(あるいは今どきのR&B系とやらの人)がやると軽薄な仕上がりになりかねないところですが、そうなりそうかなと一瞬思わせつつも、実はそうならないのがこの人の力でありキャリアのなせる業です。とはいえ、70分強という長さはファン以外にはちょっとツラいかもしれません。むしろここまで収録するのであれば、新録音を1〜2曲減らして、60年代にEPで出した クリスマスキャロルも含めて、78分収録とかにすれば、なんて欲が出たのも事実でした。(2003.11.21)

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