Release date: 9/30/2003
Country: USA
Label: Narada
Catalog#: 72435-90506-2-1
Guest Artists:

Track Listing:
1 Christmas Collage
2 Unto Us A Child Is Born
3 Angels We Have Heard On High
4 Staraw Against The Chill
5 Baby King
6 When The Baby Grew Up
7 Hark! The Herald Angels Sing
8 O Come, All YeFaithful
9 All Because Of Him
10 Sing, Mary Sing
11 There's Still My Joy

 カントリーの人気歌手の中でも、硬派というか、一本筋が通った印象を受ける人です。マーキュリーから'93年に出した『Good News』(同年度のグラミーで最優秀サザン・ゴスペル/カントリー・ゴスペル/ブルーグラス・ゴスペル・アルバムを受賞)は、スピリチャルなナンバーを集めた、準クリスマスアルバムとでも言ってよい1枚でしたが、今回はタイトルに「クリスマス」を入れた、文字通りのクリスマスアルバムです。
 数曲のキャロルが交差するアレンジの[1]の他に[3][7][8]といった有名なキャロルが収録されていますが、驚くのはその他の選曲です。トム・シュイラーとクレイグ・ブリックハートの共作で、クレイグの'93年のアルバム『Precious Child』に収録された[2]。ボブ・フランクが書き、彼の'97年のアルバム『Long Roads, Short Visits』に収録された[4]。マーク・コーンが書き、彼の'93年のアルバム『The Rainy Season』に収録された[5]。音楽ディレクター、アレンジャーのロブ・マシスが書き、彼がヴァネッサ・ウィリアムス、デヴィッド・サンボーン、マイケル・マクドナルドらをゲストに招いた'99年のアルバム『Christmas Is Coming』にも収録された[6]。[9]はキャシーも参加したオリジナル曲ですが、[10]はジェニファー・ナップが'97年に書いた曲で、彼女自身のヴァージョンは、2001年のアルバム『The Way I Am』に収録。そしてラストの[11]は、メリサ・マンチェスターが'98年に出したクリスマスアルバム『Joy』の中で歌った曲、といった具合で、中にはクリスマスソングとは言い難い曲もありますが、ここ10年ほどの楽曲のカヴァーをこれだけ取り上げたクリスマスアルバムというのは、他にはちょっと思い当たりません。とはいえ、かなり力を入れて作られたのがよく分る反面、ヘヴィになりすぎて、ややチャーミングさに欠けたのは残念。ラストに1分半ほど、彼女の父親の歌がシークレットトラックとして流れます。(2003.10.18)

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