Release date: 12/10/2002
Country: UK
Label: Rev-Ola/Cherryred
Catalog#: CR REV 17
Guest Artists:
|
Track Listing:
|
1 |
Listen To The Bells Ring |
2 |
Closer To Jerusalem |
3 |
Look On |
4 |
We Will Look Away |
5 |
X・mas=Tyme2 |
6 |
Lost Winter's Dream |
7 |
Blizzard Of Aahhs |
|
8 |
Bernie's 3rd Christmas |
9 |
Christmas Come Too Soon |
10 |
Jack Frost |
11 |
Shows A Lot |
12 |
Pure And Simple |
13 |
Lost Winter's Dream (karaoke) |
|
|
この人はリサ・マイコルスと表記すればいいんでしょうか、詳しいキャリアが分らないのですが、90年代にマティスケイターズ(Masticators)というバンドのヴォーカルとして、CDが出ているようです。ネットで検索してみたところ、私も輸入盤で見覚えのあるジャケットでした。
このアルバムはワンダーミンツのダリアン・サハナジャとニック・ワルスコがアレンジとプロデュースを手がけております。とはいっても、彼らがワンダーミンツを結成する前で、ライナーに書かれたクレジットを見ると'90年とあるのですが、彼らのインタビュー等では'91年にリリースする予定だった、と言っていたような気もします。ただ、そのインタビューでは、これは結局世に出ることなく終わってしまったアルバムとダリアンが言っていたはずで、彼女の公式サイトを見てもこのCDに対して、とうとう公式リリースといったニュアンスで書かれていましたから、これまで例えばカセット等での自主制作盤、またはブートでの流通しかなかったのかもしれません。
ベースで参加している日系らしいスティーヴ・コバシガワという人が書いたスペクターっぽいナンバー[1]で始まり、全篇このトーンかと思えば、続くリサの書いた[2][3]ではちょっとクラブっぽい展開。ダリアンとの共作[4][6]、ニックとの共作[5]はやはり60年代っぽいナンバー。以下はロシアの曲らしい[10]を除けば何れもリサの作で、スキャットっぽい[7]をブリッジに挟み、シャングリラスかゴーゴーズかというパワーポップ[8]、やや重めのバラード[9]等々、通しで聴くとちょっと未整理の感はありますが、ちゃんとクリスマスアルバムとして仕上がっていますし、非常に好感のもてる1枚です。。
これだけのクオリティのものを90年代初頭に作り込んで、それが正規リリースのないままに終わっていたものが、こうしてCD化されたのは非常に喜ばしいことです。ラストにタイトル曲[6]のカラオケがボーナストラックとして収録されていました。(2002.12.24) |
|