Release date: 10/8/2002
Country: USA
Label: discretion
Catalog#: DIS7713
Guest Artists:

Track Listing:
1 Oh Christmas Tree Greeting
2 I Saw Mommy Kissing Santa Claus
3 Have Yourself A Merry Little Christmas
4 Jingle Bells (Euro Mix)
5 Snowy Nights
6 My Christmas
7 Merry Christmas Baby
8 This Christmas
9 That's What Christmas Means To Me
10 Wish My Honey
11 Oh Holy Night
12 What Child Is This (Prayer)
13 What Child Is This (Vocal)
14 Jingle Bells (Rock Version) *
15 Jingle Bells
(Instrumental Version)
*
 * Bonus Track

 '97年にドーン・ロビンソンが抜けて以来、3人で活動しているアン・ヴォーグですが、彼女らの初クリスマスアルバムが作られました。店頭で見かけないので疑問に思っていましたが、どうもネット通販オンリーのようです。この辺、昨今のガールグループの世代交代というか、ポジションの移り変わりを見るようで感慨深いものがあります。メンバーはテリー、シンディ、マキシンの3人かと思っていたら、マキシンの代りにアマンダ・コールという人が加入しており、今回がこのメンバーでの初アルバムかもしれません。
 [1]は「もみの木」をバックにしたメンバーの挨拶。[3]では、カーティス・メイフィールドをカヴァーしたヒットシングル、「Giving Him Something He Can Feel」のアレンジを使っており、面白い仕上がりです。[4]は「ジングル・ベル」をマイナーコードにアダプトして、更にユーロビートアレンジにしたもの。[5][6][8][10]が今回のアルバム用のオリジナルで、この4曲のプロデュースのみ、デビュー以来のプロデューサーであったデンジル・フォスターとトーマス・マッケロイが担当しています。
 チャールズ・ブラウンの[7]はかなりメロディを変えた作りで、スティーヴィーが歌っていた[9]はオリジナルのアレンジを活かして、更にシュープリームス風に仕上げています。語りが入る[12]と、そのヴォーカル・ヴァージョンの[13]で一応アルバムは終わり、[4]をロックアレンジにした[14]、インストヴァージョンの[15]の2曲がボーナストラックとして収録されています。
 通しで聴くと流れが今ひとつの感もありますが、個々の曲はオリジナルも含めて悪くなく、力の入ったアルバムになっています。ネットオンリーというのは少々もったいないと思わせる1枚でした。(2002.12.7)

xmas_back_01q.gif