Release date: 11/20/2001
Country: USA
Label: Def Soul
Catalog#: 314 586 222-2
Guest Artists:

Mary Mary, Jonia Rolle
Jeffrey Rolle Jr., Ben Tankard
Wynonna Judd, Ragsdale
Shirley Murdock
Bebe Winans, Williams Bros
Donnie McClurkin

Track Listing:
Silent Night
One Family
In Love At Christmas
-
featuring Mary Mary
Go Tell It
If I Lose Christmas
-
featuring Jonia Rolle,
Jeffery Rolle Jr., Ben Tankard
What Child Is This
Ave Maria
Mary's Song
-
featuring Wynonna Judd
Christmas Medley:
Little Town Of Bethlehem
/It Came Upon A Midnight Clear
/We Wish You A Merry Christmas
Oh Come All Ye Faithful - featuring Ragsdale, BeBe Winans, Shirley Murdock, The Williams Bros, Donnie McClurkin
Messiah Has Come

 正直に言うと、私は最近のBlackシーンには疎くなってきているので、ケリー・プライスもCDのジャケットは何枚か浮かんでくるものの、殆ど聴いた覚えがありません。ということで、事実上初モノとして今回聴いたわけですが、率直に言ってこれはイイです。今年すでに、現在のシーンを代表する女性アーティストのCDも何枚か取り上げていますが、モノが違うという感じさえしました。
 [2][3][5][8]は彼女自身の手によるオリジナル。ラスト[11]はゲスト参加もしている、ゴスペルシンガーのドニー・マクラーキンの曲です。その他はクリスマススタンダードやトラディショナルナンバーが並びますが、オリジナル・ナンバーがまたみな良い出来です。しいて言えばタイトル曲の[2]では、ゲストミュージシャンという扱いではないですが、家族や関係者が歌で参加しているようで、ケリーの歌がなかなか入ってこないのが難点かも。ゲスト・シンガーは、先ほどのドニー・マクラーキンや昨年デビューした姉妹デュオのメアリー・メアリーといった若手からビービー・ワイナンス、シャーリー・マードック、60年代から活動しているベテランのウィリアム・ブラザースなど、主にゴスペル畑から参加しています。
 終盤のトラックが1曲ずつ取り上げると若干弱いですが、通しで聴いてもらえれば充分納得いく仕上がりで、これはオススメできます。オリジナルの[3][8]あたりがベストトラックでしょうか。手がかけられているのが聴いていて判る1枚で、嬉しくなりました。(2001.11.25)

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