Release date: 10/9/2001
Country: USA
Label: Beracah/Lightyear
Catalog#: 54471-2
Guest Artists:

Track Listing:
Christmas In My Heart
What Kind Of Child Is This
Joy To The World
Go Tell It On The Mountain
Silent Night
Wise Men Still Seek Him
Come Let Us Adore Him
Christmas Is On The Way
On A Christmas Night
Change In My Life




 キャンディ・ステイトンといえば、やはり70年代初めのフェイム時代が、ソウルファンにとっては有名ですが、90年代に入ってからはゴスペルに戻ったようで、私もあまりCDを聴くことがありませんでした。もっとも、バズ・ラーマンが『ロミオ+ジュリエット』で、「ヤング・ハーツ・ラン・フリー」(彼女のワーナー時代のヒット曲)を使用したこともあって、イギリスでこの曲が再度チャートに上ったのにはちょっと驚きましたが。
 これは13才から歌っている彼女の初クリスマスアルバムになります。全10曲のうち、[3][4][5][7]以外はオリジナルで、[1][2][6]が彼女の自作、[8]は彼女とビル・カーペンターの共作、[9]のこの2人とプロデューサーでもあるリチャード・ハートリーの作品、[10]もリチャード・ハートリーの作品です。
 このうち特にイイのは[1][2]で、素晴らしいバラードに仕上がっています。アップ・テンポのゴスペル・タッチになる[3][6]は悪くありませんが、やはりもう少し大きな編成で聴きたかったところ。既製曲もいわゆるトラディショナルソングしか使っていないので、全般に地味な印象のアルバムですが、オリジナル曲がみな佳曲なので、聴き応えがあります。がしかし、頭の2曲の出来が良すぎたために、かえってアルバムのバランスを崩してしまっています。
 あと、これは内容とは直接関係ありませんが、ジャケットの作りがちょっとチープで、今年このライトイヤー・レーベルからもう1枚出たメルバ・ムーアのクリスマスCDもそうですが、裏ジャケットのフォントの使い方とか、何だかCD-Rでも見ているような気持ちになりました。もう少し何とかならなかったのか残念なところです。(2001.11.15)

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