MARTINA McBRIDE WHITE CHRISTMAS
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 1. DO YOU HEAR WHAT I HEAR
 2. HAVE YOURSELF A
     MERRY LITTLE CHRISTMAS
 3. LET IT SNOW,LET IT SNOW,
   LET IT SNOW   
 4. O COME ALL YE FAITHFUL
 5. THE CHRISTMAS SONG
   (CHESTNUTS ROASTING
          ON AN OPEN FIRE)
 6. O HOLY NIGHT
 7. SILVER BELLS
 8. AWAY IN A MANGER
 9. WHITE CHRISTMAS
10. WHAT CHILD IS THIS
11. I'LL BE HOME FOR CHRISTMAS
12. SILENT NIGHT

カントリー系の女性人気シンガー、マルティナ・マクブライドのこのCDは、昨年発売された同名アルバムに今年新たに2曲追加し、再構成して発売した’99年度版です。ですから本来ここで取り上げる筋のものではないのですが、日本盤も出ておらず、昨年特に話題にもならずに終ってしまったCDですし、あえてここで紹介させてもらおうと思います。今回2曲追加されても全12曲、41分程度のCDです。クリスマススタンダードばかりの何の変哲もない選曲、特に奇をてらう訳でもないアレンジ、本人も別に聴き手を圧倒するような歌唱力の持ち主という訳ではありません。しかしこのCDは、何でもかんでも詰込めばいいってもんじゃないセリーヌ某のCD、「心」に欠けるベイビー某のCD、と辟易させられるようなCDがとかく目立った昨年のクリスマスシーンで、私にとっての一服の清涼剤でした。それはこのCDに、歌い手のクリスマスCDを作る事への喜びのようなものが感じ取れるからです。それはクリスマス「アルバム」を作れるようになった自らのステータスを獲得した事への喜びも含まれていたかもしれません。彼女が子供の頃から聴いてきたのであろう、過去のクリスマスアルバムに対するリスペクトの念がこの選曲構成、曲のいじり方から伝わってきます。とかくその辺に欠けていたり、勘違いした方向に走る上っ面だけのCDが少なくない中、このCDはお勧めです。(1999.10.15)
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'98年版CDのジャケット
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