Brand New Year

01.DECK THE HALLS 02.SANTA'S GOT A BRAND NEW BAG 03.THAT'S WHAT I WANT FOR CHRISTMAS 04.JINGLE BELLS 05.A REALLY REALLY MERRY SCARY INTRO 06.TINSELTOWN 07.SLEIGH RIDE 08.WHAT CHILD IS THIS 09.HARK THE HERALD ANGELS SING 　　　/CAROL OF THE BELLS 10.THE SECRET OF CHRISTMAS 11.CHRISTMAS CHILDREN 12.TWIST OF THE MAGI 13.BRAND NEW YEAR （MY REVOLUTION） ※Track12 with Rascal Flatts

昨年デビューして、早くもカントリー界のトップグループ入りしたオズボーン三姉妹のセカンド・アルバムです。フェイス・ヒルでもお馴染みのダン・ハフがプロデュースしたこのCDは、グループの勢いが良い方に出た好盤です。いきなりダンサブルなアレンジの(1)が意表をつきますが、(2)はてっきり65年にゲイリー・ウォーカーがカヴァーしたJBの替え歌かと思ったら、ロックっぽいオリジナル、それが終わって一転してしっとりとしたコーラスワークを活かした(3)へと快調な流れです。(4)は「ジングル・ベル」の詞に曲をリライトした意欲作。ケルト風味のこの曲は単独で聴くとさほど良い出来ではありませんが、快調な流れに乗って、ともかく最後まで聴かせてしまいます。(5)はオリジナルの佳曲(6)のイントロダクション。(7)〜(10)はスタンダードナンバーで、アシッドっぽいアレンジやフラメンコ風味など、下手をすると裏目に出ることが多いアプローチが成功しているのは、ベースとなるコーラスワークがしっかりしているからです。特にヴァ−スから歌われる(10)は、このCDの中でもベストトラックといえます。(11)は69年のミュージカル『クリスマス・キャロル』から。あとの2曲はオリジナルですが、(12)は同じレーベルのラスカル・フラッツとの共演、最後はまたダンサブルなアレンジに戻って終り。通しで聴いて楽しめる1枚に仕上がってます。日本盤が出るかどうか分りませんが、これはオススメします。 （2000.10.6）